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エターナルトラベラー
エイプリルフール番外編 「夢」その1
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け言うとイズミの前から走り去って行った。

「ああ、行っちゃった…いじめすぎちゃったかな?」



「あうー、だうー」

「おー、かわいい、かわいい」

日向家の縁側でヒナタのゆりかごを押している。

宗家の使用人なのでこういった仕事もあるのだ。

ダダダダダッ

「またお主かっ!」

「げぇ、ヒアシぃ!?」

「当主に向かってなんて口をっ!と言うかヒナタに寄るな、変態めっ!」

「普通にあやしているだけだろっ!それにこれは奥様から面倒を見るように言われている宗家の任務…」

「問答無用っ!」

振るわれる柔拳。

「大人げないぞっ!」

「ええい、ヒナタにお前のような虫を近づけさせはせんっ」

「ちょ…そこは休止の点穴…ごはぁ…」

「ふん、ヒナタに近づく男は皆殺しだ」

ヒアシの大人げない攻撃でナツはノックアウト。その場に崩れ落ち…ボワンと煙と消えた。

「なっ!影分身っ!?」

白眼ではチャクラを均等に割り振る影分身を見破るのは難しい。

「本体はどこにっ!?」

「あばよっ!とっつぁーん」

ヒナタを抱き上げて塀垣の上に立つナツ。

「きゃっきゃ」

「こんな状況で笑えるとは、実は大物なんじゃねいのか?ヒナタって」

「甘いわっ!」

急に背後に現れるヒアシ。

「なっ影分身っ」

ボワンと地面にいたヒアシは姿を消した。

「ふははははっそしてー、ヒナタに触るな、ゴミ虫めがっ!」

「ちょっ!やっぱり休止の点穴…ぐふぅ…」

「ヒナタは返してもらうぞっ」

ヒナタをキャッチして地面に着地するヒアシと、受け身も取れずに転がるナツ。

「ふん、ヒナタに近づくからだ」

身の程を知れとヒアシ。

「あなた…」

ゾクリ、とヒアシの背後…白眼では見えているので振り向かずとも分かるはずのその人物に、グギギと首を回転させながら振り返る。

「お、おまえ…これは、その…な?」

「な?ではありません。ナツくんをこんなにして。ナツくんには私がヒナタの子守を任せたのですよ。それにあなたは今日とても重要な会議が有ったはずね」

「それは…その…な?」

「な?ではありません。お仕置きです」

「ま、まて…話せばわかるっ」

「問答無用」

「ぎゃー」

いつの世も嫁が最強と言う事なのだろう。


さて、修行の続きだ。

「陰陽遁の性質変化はずっと練習しているんだ…陽の性質変化自体は出来てるはずだ。…あとは水と土としっかり練り合わせてやればいいだけ…理屈ならね」

理屈は分かるが、そこからはやはり失敗の連続。

混合バランスが分からずに何度も繰り返す日々。

「泥にはなるん
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