エイプリルフール番外編 「夢」その1
[12/34]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
く難しい。幾通りもある印を組み合わせて術を完成させるのだが、術として結実させるのは難しい。
もう当たりを引くまでトライ&エラーの繰り返しだ。
まぁ、術の系統で使う印も決まってくるのだが、それでも何千、何万通りもある。
独力で木遁を使いこなしていた初代火影はものすごい天才だったのだろう。いや、もしかしたらあの卑劣で有名な二代目様が助力したのかもしれない。あの人、卑劣な術をいっぱい作ったみたいだから。そっち方面で天才だったのだろう。
そうそう、木遁の性質変化チャクラを練ると身体活性が見られる。これは大量に練り込んだ陽のチャクラの効果だろうか。
傷はみるみる治るし、ある種のゾンビアタックも可能になるのではないだろうかと言うほどだ。
と言うか、未知の木遁印を探るより、既存の水遁、土遁を覚えた方が強くなれるんじゃないかと思って来た…
いや、よそう…イズミにあれほど啖呵切って来たのだから、やっぱり出来ませんでしたーじゃ恰好つかない。
影分身を出来るだけ出してもう本当に手あたり次第でやるしかないな。
…ぜったい水遁、土遁を覚える方が早いとか、絶対知らない。知らないったら知らない。
すごく微妙だが、木遁は覚えた。となれば次だ。
さて、覚えたい忍術の中で五指に入るだろう忍術。
そう、それは飛雷神の術。
飛雷神の術を使えた四代目は既に死亡しているが、その痕跡は至る所にある。
四代目の勇名を轟かせた術であるために仕方のない所だろう。しかし、自分の優位性を薄めさせない為かある種禁術クラスに厳重な極秘事項となっていた。
まぁあんな一人が居るだけで戦況が一変するような術、おいそれと普及できるわけないよね。習得難易度も高いんだろうけれどさ。
で、誰も教えてくれないなら自分で開発するしかない訳で。
「こんな所で何をしているのかと思えば…今度は時空間忍術?」
とイズミ。
ここは木ノ葉忍術図書館。オープンにしても良い忍術を本にして貯蔵してある場所である。
「そんな物を調べて今度はどんな術を習得しようと言うのよ」
「四代目の飛雷神の術ってどんな術だと思う?」
四代目の勇名をイズミはしっかりと知っていたので少し考えてから答えた。
「ええっと、すごく速い瞬神の術?」
「ぶぶー」
「ええっ!?」
「正解は空間転移でした」
「ええっと…それってどう言う…」
「あー、そこからか」
つまりどちらかと言えば口寄せの術に近い術なのだ。
マーキングした地点へと自身を一瞬で転移させているのであって、決してすごく速く動いている訳じゃないのである。
原理が分かれば飛雷神の術も使えるようになるはず、と最近は図書館に通い詰めていたのであ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ