第二十三話
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第二十三話 カーミラの夜
カーミラは夕暮れに起きて博士について思ってだった。
そしてだ、使い魔達に話した。
「博士がね」
「博士?天本博士ですね」
「あの方ですね」
「ええ、また面白いことをしているけれど」
それでもと言うのだった。
「私もね」
「博士とですか」
「戦われたいですか」
「そう思えてきたわ」
笑って話すのだった。
「どうもね」
「そうですか、では」
「若し博士が仕掛けてきたら」
「その時はですね」
「ご主人様もですね」
「受けて立つわ」
こう言うのだった、笑顔で。
「是非ね」
「そうですか、では」
「その時は私供もご一緒させて頂きます」
「お供させて頂きます」
「使い魔として」
「お願いするわ、博士は最高のマッドサイエンティストよ」
博士についてこうも言った。
「そうでしょ」
「はい、まさに」
「あの方はそうですね」
「最高のマッドサイエンティストです」
「科学以外のことにも通じていて」
「魔術にも通じているから」
カーミラはこのことも話した。
「だからね」
「是非ですね」
「あの方と戦い」
「そして楽しみたいですね」
「そう思ったわ」
今そうだというのだ。
「本当にね、ではね」
「はい、それではですね」
「博士がそうしてくれることをですね」
「待たれますね」
「若しそうしてくれたら」
カーミラはさらに言った。
「やってやるわ、では期待しながら」
「そのうえで、ですね」
「今はですね」
「日々を楽しむわ」
こう言ってだった。
夜の散策に出た、そうしてそのうえで身体を動かしその後で食事それにワインも楽しんで日々を過ごしたのであった。
第二十三話 完
2022・12・30
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