第二章
[8]前話
ハンナは友人をまた別の場所に連れて行った、そこでは。
「クゥ〜〜ン」
「白のトイプードルだね」
「お水を貰ってるね」
ハンナは友人にその犬を見つつ話した。
「この子もね」
「救助してもらって」
「ご家族とだよ」
「まただね」
「暮らせるよ」
「それはいいね、大変な地震だったけれど」
「救助隊の人達は人間だけでなくね」
友人にあらためて話した。
「他の命達もね」
「救っているんだね」
「そうだよ、命は尊い」
ハンナは強い声で言った。
「だからこそね」
「助けていっているんだね」
「そうだよ、まだまだ大変だけれど」
「これかもだね」
「救助隊の人達は頑張ってくれて」
そしてというのだ。
「多くの人達を助けてくれるよ」
「では僕達は」
「その人達に助けられた命も」
「報道していこう」
「そうしていこう
笑顔で話してだった。
ハンナは友人と共に取材を続けた、そして多くの報道をしていった。震災の中で救われた多くの命のことを。
ジャーナリストが撮る助かった生きもの達 完
2023・3・16
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