暁 〜小説投稿サイト〜
ジャーナリストが撮る助かった生きもの達
第二章

[8]前話
 ハンナは友人をまた別の場所に連れて行った、そこでは。
「クゥ〜〜ン」
「白のトイプードルだね」
「お水を貰ってるね」 
 ハンナは友人にその犬を見つつ話した。
「この子もね」
「救助してもらって」
「ご家族とだよ」
「まただね」
「暮らせるよ」
「それはいいね、大変な地震だったけれど」
「救助隊の人達は人間だけでなくね」
 友人にあらためて話した。
「他の命達もね」
「救っているんだね」
「そうだよ、命は尊い」
 ハンナは強い声で言った。
「だからこそね」
「助けていっているんだね」
「そうだよ、まだまだ大変だけれど」
「これかもだね」
「救助隊の人達は頑張ってくれて」
 そしてというのだ。
「多くの人達を助けてくれるよ」
「では僕達は」
「その人達に助けられた命も」
「報道していこう」
「そうしていこう
 笑顔で話してだった。
 ハンナは友人と共に取材を続けた、そして多くの報道をしていった。震災の中で救われた多くの命のことを。


ジャーナリストが撮る助かった生きもの達   完


                  2023・3・16
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ