第一章
[2]次話
ジャーナリストが撮る助かった生きもの達
トルコで大地震が起こってだった。
多くの国から救助隊が駆け付け被災した人達を助けていた、そして助けているのは人間だけでなかった。
ジャーナリストのアサード=サム=ハンナ、ジャーナリストの彼は共に被災地で取材をしている友人にだ。
その丸い顔でだ、こう言った。
「多くの生きもの達も被災したけどね」
「救助隊の人達は助けてるんだね」
「そうなんだ」
こう言ってだった。
彼は友人をある場所に案内した、そこには。
「クゥ〜〜ン」
「ニャ〜〜ン」
犬と猫がいた、薄茶色の毛の中型犬にだ。
白黒の虎毛の猫が寄り添っていた、猫は犬を前足で抱き締めている。ハンナはその彼等を見せて友人に話した。
「この子達も救助されて」
「家族だったのかな」
友人は二匹を見つつ言った。
「そうなのかな」
「うん、ご家族の人達も救助されたけど」
「そう言ってるんだね」
「そうなんだ、人だけでなくね」
「この子達もだね」
「救助隊は助けてくれたんだ、そして」
友人を別の場所に案内した、そこには。
白い毛のスコティッシュフォールドがいた、彼は。
「ニャ〜〜ン」
「瓦礫の中から救助されたけれど」
「まだ信じられないといった顔だね」
友人はその猫を見て言った。
「そうだね」
「うん、けれどね」
「無事にだね」
「助けてもらったよ」
こう友人に話した。
「今度ご家族と再会して」
「一緒に暮らせるんだね」
「そうだよ」
「それは何よりだね」
「そしてね」
まただった。
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