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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十七話 リンクセンター石間
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第二百五十七話 リンクセンター石間
私の名前は奈良見ルナ、リンクセンター石間の責任者である。
石間さんの発動した『最後の断罪陣』によって、断罪王現象の元凶である桜原カエデは消滅した。
そして、それと同時に全ての力を使い果たした、石間さんも死んでしまった。
石間さんの発動した『最後の断罪陣』の内側にいたカエデの信者たちは全員、断罪者(社会不適合者)の状態から正常な状態に戻り、断罪者収容所に収監された。
ちなみに新生『孤影』が占拠した国会政議事堂で無事が確認された林カレイも、ほかの信者と共に断罪者収容所に収監され、社会復帰に向けて、リハビリを続けている。
これにより、カエデが率いていた新生『孤影』は壊滅した。
石間さんの発動した『最後の断罪陣』により、世界中の『多くの断罪者(社会不適合者)』が正常な状態に戻ることができた。
しかし、それは、『最後の断罪陣』の内側にいた全ての断罪者(社会不適合者)が正常な状態に戻ることができたわけではないということだ。
これは、あくまで私の仮説だが、林マスニの狂撃毒波動により、瀕死状態に陥った石間さんは自分の体内にある莫大な狂撃波動の一部を使って、自らを蘇生させた。
蘇生の際に使用した莫大なエネルギーの消費が原因で『最後の断罪陣』が完全な状態で発動されなかったのではないかと、私は考えている。
とにかく、まだ世界中には昔ほどではないが、断罪者(社会不適合者)は存在しているし、私たちリンクマスターはまだ、この世界に必要とされている。
*
俺の名前は山下テツヤ。
俺は今、かつて超能力研究部の部室として使われていた、掃除用具の収納などを目的とした空き家の中にいる。
もちろん俺は在校生ではないので、俺のしていることは不法侵入ということになる。
俺は両手に軍手をした状態で部室の床を一部、はがす。
そして、シャベルを両手に持って床下の土を掘る。
掘り続けること、数分後、北原キョウジの白骨遺体が見つかった。
北原キョウジとはカエデに脅迫された先輩が殺してしまったリンクマスターである。
先輩の蘇生が実現不可能であることを知った今、もうこの白骨遺体をこの場所に隠している意味はない。
あとで匿名で警察に通報して、北原キョウジの遺骨を遺族のもとにちゃんと返してあげようと思う。
先輩もきっとそれを望んでいると思う。
俺は用務員を装って、警察に匿名の通報をした。
あとは警察がこの白骨遺体を見つけてDNA鑑定してくれることを願おう。
俺はそのまま、授業中の校舎に不法侵入、そのまま屋上に向かう。
俺は屋上のフェンスを乗り越えて、そのまま地面に向かってダイブしようとする。
もちろん、天国の先輩に会うためだ。
背後から野村の声が聞こえてくる。
『人間、死にたくなっても、生き続けていれば、
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