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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十七話 リンクセンター石間
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いつか、死ねるさ』
しかし、後ろを振り向いても、野村の姿はない。
俺は野村のぶんも、もうすこし頑張ってみることに決めた。
死ぬために生き続けるのも悪くない。
こんな時に限って、空はいつもより青く見えた。
              *
カエデの消滅を確認した米軍は日本への軍事介入を中止した。
しかし、国のリーダーと、その代わりとなる『国の管理者達』が全員、カエデたちによって殺されてしまった影響により、米軍から派遣された監察官が日本を一時的に管理することになった。
日本は実質的に米軍に支配されたことになる。
しかし、この国はとっくの昔から米軍に支配されていたのだ。
誰もがその現実を知りながら目をそらし、平和ボケしていただけだ。
カエデの発動した『オペレーション・ユートピア』は、失敗に終わるも、結果的には、この国を生きる人々に自身の国の在り方について、あらためて、考えさせることになった。
一方、奈良見ルナが責任者になった石間リンクセンターにはリンクマスター協会から5人程、人員が派遣された。
狂撃刀に頼らずに狂撃波動が撃てる石間コウイチがいなくなった影響により、リンクマスター協会から、奈良見ルナのサポートに必要なリンクマスターが5人派遣されたのだ。
奈良見ルナはその5人とは初対面であったが、今や、リンクマスターの中に石間コウイチの名を知らない者はおらず、すぐに石間コウイチの話題を通して、その5人と親睦を深めることに成功した。
新しいスタッフたちと談笑する奈良見ルナ。
リンクセンター石間の固定電話の呼び出し音が室内に鳴り響く。
奈良見ルナは固定電話の受話器を取って、右耳にあてる、そして元気な声で一言。
「はい、こちら、石間リンクセンターです!」

断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。

この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。

そして、リンクマスターとは、『断罪者(社会不適合者)』を正常な状態に戻し、社会に再び『LINK』させることを目的とした職業である。


この物語はフィクションであり、実在する人物及び団体とは一切関係ありません。

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