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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十六話 桜原カエデ その2
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たように、俺も今日この日のために準備してきたのさ...カエデ、お前の望み通り、一緒に死んでやるよ...」
(まぁ、あの絶体絶命の場面でテツヤに助けてもらったり、再び断罪陣が発動できるまで時間稼ぎしてもらえてなかったら、全部パーになってたんだけどな...)
「バカな!私は...断罪王の力を手にしたのよ!その私が、断罪王より下位の存在であるコウイチの『断罪陣』ごときになぜ、苦戦を強いられる!理解できない...」
「今回の断罪陣は川口ヨシキや明日原ジョーコーの時みたいな、ちゃっちい断罪陣じゃねぇ、俺が世界中に日本を中心に囲むように狂撃波動の線を引いた超広範囲の断罪陣だ...それに俺の『全て』を込めるんだ、お前を殺すのには十分なエネルギーがある...」
「それじゃあ、あなたより上位の存在である断罪王となった私を止められる証明になってないわよ!」
「断罪陣の図形式に使う線には、あらかじめ狂撃波動が込められているんだ、今回の断罪陣に使った図形式の線に込めた狂撃波動を時限爆弾に例えるなら、俺はお前を倒すために大昔に世界中に仕掛けた時限爆弾を一斉に爆発させたようなもんだ!つまり、その爆弾爆発の際に発生する超エネルギーのごとき狂撃波動と俺の体内の莫大な狂撃波動でもって、お前の全身を構成している狂撃波動も、狂撃波動で構成された断罪王の力も相殺する!これが俺の人生最後の『断罪陣』だ?」
「ウフフフ...なるほど、つまり、断罪者(社会不適合者)を狂撃波動で正常な状態に戻すのと同じってことね...確かに理論上なら可能かも...でも、それで本当に『全て』がうまくいくのかしら...」
「話はまだ終わってねぇよ...この『断罪陣』の内側にいる世界中の断罪者(社会不適合者)も、お前に断罪者(社会不適合者)にされた信者も全員、正常な状態に戻すことができる...お前の負けだ...桜原カエデ...」
「何が私の負けよ?あなた気でも狂ったの...?それが本当なら、あなたの肉体はその膨大なエネルギー消費に耐えきれずに、死んでしまう...!あなたは死ぬのが怖くないの?」
「おいおい...あの日...『すべてのはじまり』の日...断罪王から狂撃波動と不老能力を授かっていなければ...俺たちはとっくに寿命で死んでたんだぜ...それに...さっき言っただろうが...お前の望み通り...一緒に死んでやるってな...これが...大事な親友が...こうなっちまう前に止められなかった...助けてやれなかった...俺のお前への...最後の償いだ...今まで...よく頑張ったな...カエデ...つらかったよな...あの時代...秩序を失った...この国に...平和を取り戻すために...一生懸命戦ったのに...本当に大事だったもんは...守りたかった仲間は...俺以外...みんなその戦いで死んじまった..
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