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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十六話 桜原カエデ その2
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き言ったのと同じ偽物だ...」
「フフフ...なるほど...でも私を殺しても、あなたの先輩は戻ってこないわよ...」
「ああ、わかってる...でも復讐はできる...」
「山下テツヤ...よくわからんが、こっちの味方と思っていいのか?」
「石間コウイチ...俺は昔、世界中を旅してきた、そして、その途中である共通する図形式を各地で何度も目撃した...そして、世界地図にさ、その図形式があったポイント同士を繋いでみたら...日本を中心にした一つの円になった。それで、あの日、宗教団体アイビリーブマイセルフであんたが発動した『断罪陣』を見て、ピンと来たよ...あんたの思惑がね...だから俺も手伝わせてもらうぜ...」
『断罪陣』とは狂撃波動で書かれた図形式のことである。
『断罪陣』の内部にいた断罪者は皆、全身に狂撃波動を浴びて正常な状態に戻る。
しかし、この『断罪陣』を発動すれば、その日はもう、狂撃波動を放つことはできない。
つまり、『断罪陣』を発動してから24時間経たなければ、石間コウイチは狂撃波動を放つことができない。
「ケッ、ガキのくせに、おもしろくねぇやつだぜ...そういうことなら、テツヤ、『アレ』を発動する前にちょっと、やっておきたいことがある...それまでカエデを足止めしておいてくれ...」
「いいけどさぁ、あんまり長い時間は、多分、無理っすよ...」
「大丈夫、すぐに終わる...行くぞ、奈良見...」
コウイチは奈良見を両手に抱えたまま、カエデから離れていく。
カエデは自分から逃げていくコウイチと奈良見に向かって、手のひらをかざす。
「逃がさないわよ...?」
しかし、断罪王オルトロスと化したカエデの前にテツヤが立ちはだかる。
「おっと、石間さん達の邪魔はさせないぜ...」
テツヤは肉体から分離させた美少女の姿をした狂撃波動をカエデに向かって放つ。
美少女の姿をした狂撃波動は巨大な蛇に姿を変え、断罪王オルトロスと化したカエデの巨体に絡みつく。
「力じゃ、絶対、今の『先生』に勝てねぇからな...こうして、動きだけでも封じさせてもらうぜ...」
「まったく、出来の悪い『生徒』を持つと苦労するわね...」
「最高の誉め言葉だぜ...」
テツヤがカエデの足止めをしている間、コウイチは奈良見を両手に抱えて走っていた。
「い、石間さん、もしかして、テツヤをおとりにして、逃げるつもりですか?」
「ちげーよ!ここまで、離れれば、なんとかなるか...」
コウイチが両手で抱えていた奈良見を海辺の砂浜に下ろす。
「それで...えっと...な、奈良見、今までありがとよ...」
「石間さん、なんですか、急に...もしかして、死ぬんですか?」
「そう...なっちまうかもな...」
「いや、さっきの、冗談のつもりで言ったんですけ
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