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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十四話 『来たるべき日』その3
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「俺は断罪王...狂撃波動を有するお前たちに銃火器が通用しないのと同じように、俺にはお前たちの常識は通用しない...」
山下テツヤが断罪王に問いかける。
「一つ聞いていいか?お前の力は、死んでしまった人間を生き返らせることはできるのか?」
「西村アサリのことか...」
「なぜそれを?」
「俺はこの世界の監視者であり、この狂撃波動による戦いのゲームマスターでもある、未来予知はできんが、俺に知らないことはない。それで質問に答えよう、死んでしまった人間は生き返らない、お前の先輩はもう、戻ってこない」
「そうか...なら、もう俺に戦う意味はない...」
断罪王の言葉を聞いた山下テツヤは自分の体から西村アサリの姿をした狂撃波動を切り離す。
山下テツヤは西村アサリの姿をした狂撃波動を国会政議事堂のロビーに残して、どこかへ去っていった。
山下テツヤの腹部に黒く太く細長い柱のようなものが突き刺さる。
突然の出来事に、マサタカとキリカが背後を振り返る。
そこには、桜原カエデが立っていた。
「肉体から狂撃波動を完全に切り離せるあなたを狂撃波動を通して、粛正することはできない、なら、物理的に粛正するだけよ...山下テツヤ君?」
「桜原...カエデ...」
「よかったわね、これで天国の先輩に会えるわよ...」
カエデの言葉を聞いたテツヤは腹部から大量の血を流しながら、笑い始める。
「アッヒャッヒャッヒャッ?」
そう、西村アサリ蘇生の夢が実現不可能であることを知った今のテツヤにとって、死は救いだったのだ。
西村アサリの姿をした狂撃波動はそのまま、カエデの体内に吸収されていく。
それと同時に、竹田マサタカと立花キリカの狂撃波動もカエデの体内に吸収されていく。
それは、竹田マサタカと立花キリカの死を意味していた。
「断罪王に勝利するために...返してもらうわよ...私の力...」
死ぬ寸前だというのに、竹田マサタカは恍惚の表情を浮かべている。
「うううう...僕はァ!僕は...愛する人のためにこの身を犠牲にできる...僕は今、最高に幸せだァァァァァァァァァァァァ?」
竹田マサタカは、その全身をミイラのように腐敗させ、死亡した。
「竹田君、あなたがさっきスーパーで買ってきたチキン南蛮おいしかったわよ...」
カエデに力を奪われ、全身をミイラのように腐敗させ、死んでいく立花キリカは竹田マサタカとは逆に悲痛な叫び声を上げる。
「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ?」
こうして、桜原カエデは完全に力を取り戻すことに成功した。
「これで全力を発揮することができるわ...よくも私の計画を邪魔してくれたわね...断罪王...」
「君は本気で俺に勝てると思っているのか?」
「力で勝つ必要はないわ...」
カエデ
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