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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十三話 『来たるべき日』その2
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生処置をまだ受けていない石間コウイチがベットから起き上がった。
「石間さん?」
「これは驚いたな...自力で蘇生した...いったいどういうことだ?」
「勝手に人を死人扱いするなよ...久しぶりだな...断罪王...悪いが、その女にはまだ話したいことがある...」
「石間コウイチ...なぜ、あの状態から...自力で起き上がれる...それに、君はあの女に殺されかけ、そして今、あの女は君を殺しに来たんだぞ...」
「たとえ林マスニがカエデの刺客でも、俺は林マスニに依頼されたんだ...息子の林カレイを助けてほしいってな...俺はリンクマスターだ、だから、依頼は必ず達成させる...」
「石間さん...!」
「奈良見、お前、なんで泣いてんだ...泣いている暇があるなら、とっととカエデを止め行くぞ...」
断罪王が心配そうにコウイチに訪ねる。
「カエデたちはすでにこの国を支配した、いくらお前でも多勢に無勢だぞ...」
「なんだよ...ゲームマスターのお前さんにしてみれば、そっちのほうがむしろ、おもしろいんじゃねぇか?それに、俺はカエデと別れてから無意味に世界中を旅していたわけじゃない...」
「なにか秘策があるというのか...?」
「そんなことよりもだ、とっととカエデを止めないと、痺れをきらした米軍が『孤影』を殲滅するための軍事介入を始めちまう、そうすりゃあ、日本は戦場になり、本来流れなくてもいい、血が流れることになる...行くぞ、奈良見、俺たちの依頼はまだ終わっちゃいない...」
林マスニが狂撃毒波動を再び、石間コウイチに放つために、右手をコウイチに向かってかざす。
「林マスニ...確かに、あんたはカエデに人質に取られた息子のためにそうするしかないのかもしれない...でも、ここは俺のことを信じてくれないかい?カエデの契約しちまったアンタは手遅れとして、アンタの息子は俺が必ず救ってやる...それが、俺がリンクマスターとして、あんたに言ってやれる最後の言葉だ...」
林マスニがコウイチに何も言わずに頭を下げる。
それは、コウイチに全てを託したということを意味していた。
そして、当然のごとく、カエデへの忠誠心を捨てた林マスニの体がミイラのように腐敗していく。
「息子を...カレイを助けてください...」
「ああ、約束する」
断罪王がコウイチに話しかける。
「瀕死状態のお前がなぜ、回復できたのか、俺はあえて問うまい...しかし、俺の力を使えば、お前は今よりもっと強い力を手にいてることができる...試してみるか?」
「断罪王現象が世界中で起きたのは、お前が狂撃波動の力をカエデに与えたせいだ。だから俺はお前の施しは受けない。それに人の人生をゲームに例えるような、ゲス野郎は信用できない、罪滅ぼしがしたいのかよくわからんが、俺はお前には頼らな
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