第六百九十話 カロリーは高いがその三
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「そうしてだよ」
「攻めて来るわ」
「今の首相なんか特にそうだよね」
トグは特定の人間の名前を出して話した。
「伊東首相は」
「あの人そういうの大得意だしね」
「隙とか見せたら」
「もうそれこそね」
「そこをね」
兄に話した。
「集中的にだよ」
「攻撃して来るからね」
「謀略で有名だけれど」
伊東が稀代の謀略家であることは連合では誰でも知っていることだ、それでベン達もこのことを話すのだ。
「細かいところ小さいところもね」
「攻めて来るね」
「重箱の隅を突いて」
そうした感じでというのだ。
「どんどんだよ」
「攻めてきてね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「やっつけてくるよね」
「本当にね」
「日本って変な国よね」
ルーシーは眉を顰めさせて話した。
「国力連合第三位でしょ」
「うん、オーストラリアよりもだよ」
「国力も人口も上よね」
「遥かにね」
「それでもそうしたやり方よね」
「どうも力技よりもね」
国力を使ったそれよりもというのだ。
「のらりくらりとして敵の攻撃をかわして」
「敵の隙を衝くとか」
「そうしたやり方がね」
「多い国よね」
「アメリカや中国も謀略好きでね」
「よく使うけれど」
「日本はね」
この国はとだ、ベンはルーシーに話した。
「謀略もね」
「細かい、小さい」
「そうしたところを衝いて」
「崩してくるわね」
「スポーツで言うと攪乱とか」
そうした戦法を用いたりというのだ。
「それを仕掛けて」
「相手に隙を作らせて」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「その隙を攻めたり」
「本当に細かい小さなところを攻める」
「少しずつでも相手の体力を削っていくとか」
「そうしたやり方で」
それでというのだ。
「相手をしてやって」
「倒すんじゃなくてね」
「国益を手に入れる」
「そうした風だね」
「正直嫌らしいのよね」
クララは嫌そうに話した。
「日本敵に回したら」
「大国の中でね」
「味方だと頼もしいけれど」
それでもというのだ。
「敵だとね」
「嫌らしいね」
「しかも普通に強いから」
「それもかなり」
「余計にね」
「敵にしたくないよ」
「まあ連合一敵に回すと嫌らしいのは」
ケイトは話した。
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