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八条学園騒動記
第六百九十話 カロリーは高いがその一

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                カロリーは高いが
 ベンと彼の妹弟達は一緒にトム達が紹介したカナダのサンドイッチを作ってそうして食べてみた、そして。
 ベンはムースのサンドイッチを食べて言った。
「これはね」
「いいわね」
 ケイトが応えた。
「思ったより」
「そうだよね」
「これはね」
 実にというのだった。
「案外ね」
「いけるわね」
「そうよね」
 ルーシーも言った。
「食べてみるとね」
「チーズとかマヨネーズとも合っていて」
「それでね」  
 このこともあってというのだ。
「いいわ」
「そうだね」
「これなら」 
「また食べてもね」
「いいってね」
 その様にというのだ。
「思えるわね」
「そうだよね」
「サンドイッチってね」
 ルーシーは考える顔で話した。
「手頃でね」
「食べやすくてね」
「味的にもそんな風で」
「よく食べるものだね」
「そのこともあって」
 それでというのだ。
「このサンドイッチもね」
「いいね」
「ええ、けれどね」
「けれど?」
「オーストラリア料理とはまた違った」
 ルーシーは考える顔になって話した。
「ワイルドさがあるわね」
「食材が食材だからだね」
「熊とかムースとかだから」
「それはあるね」
「そうよね」
「ただ匂い消しはね」
 クララはこちらの話をした、肉それも野生動物のそれの匂いは決して馬鹿には出来ないものであるのだ。
「それはね」
「お店で買ったにしてもね」
「ちゃんとしてるわね」
「そうだね」
 ベンもそれはと答えた。
「胡椒も使うし」
「調味料もね」
「味付けと一緒にね」
 それと共にというのだ。
「匂い消しもね」
「ちゃんとしてるね」
「我が国だと」
 クララはオーストラリア料理の話をした。
「これがね」
「匂い消しもね」
「時としてね」
「もう適当でね」
「大胆に塩胡椒を使うし」
「その胡椒でね」
 この香辛料を以てというのだ。
「匂い消しをしてね」
「後はお野菜と一緒に煮て」
「それを匂い消しにしたり」
 当然その野菜も食べる、シチューやスープの場合である。
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