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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第105話 小猫の修行!メルク包丁を使いこなせ!
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かと言いますが、私は首を横に振りました。


「私は……出来れば自分の力でルキさんの力になりたいです!我儘だと分かっていますがそれでも……」
「分かってるよ。俺のコンビが妥協するような子だとは思っていないからな」
「イッセー先輩……!」

 
 私は何も言わずに私の事を理解してくれているイッセー先輩に感謝しました。


「しかしあまり時間はないぞ。数日修業した位じゃメルク包丁は扱えるようにはなれない」
「はい、でも私に考えがあるんです。先輩、私をグルメタウンに連れて行ってくれませんか?」
「グルメタウンに?……分かった、ルフェイを読んでくるよ」


 先輩の言う通り数日修業した位ではメルク包丁を扱えるようにはなれません。でも私には考えがありました。


 その為にまずグルメタウンに行かないといけません。私は先輩とルフェイさんと一緒にグルメタウンの節乃さんのお店にフロルの風でワープしました。


「こんにちは!」
「おお、小猫にイッセー、ルフェイもよう来たのう」
「俺達が来ることを知っていたのか?」
「なにやら食材たちが騒ぎだしたんでな、もしかしたらと思っとったんじゃよ」


 節乃さんのお店は普段は閉まっていますが今日は運よく開いていました。どうやら節乃さんは私達が来ることを見抜いていたようですね。


「それで今日はどうしたんじゃ?暫くはイッセーとの修行に集中するからこっちには来れんと聞いとったが?」
「実は……」


 私はここに来た事情を節乃さんに話しました。


「なるほど、メルク包丁を扱えるようになりたいのじゃな。じゃが小猫、お主の才能であっても数日であれらを使いこなすことはできんぞ」
「はい、ですので節乃さんの力をお借りしたいんです」


 節乃さんは数日ではメルク包丁を扱えるようにはならないと言いました。なので節乃さんのある力を借りようと思ってここに来たんです。


「イッセー先輩、以前祐斗先輩と朱乃先輩がグルメ細胞を移植する手術の際、姉さまがライトニングフェニックスのスープを作ってくれましたが、明らかに煮込む時間が無かったのに凄く美味しいスープを作ったのを覚えていますか?」
「ああ、覚えているよ。そういえばあのスープは驚くほど速くできたのに素材の味がしっかりとにじみ出るくらいに煮込まれていたな」
「はい、もしかしたら節乃さんには何か時間を短縮する技を持っているんじゃないかと思っていたんです」


 私は以前姉さまがライトニングフェニックスのスープを作った際の事を思い出しました。


 仕込みに1週間ほどかかるはずなのに短時間であんな美味しいスープを作れたのは時間を操ることが出来る技を節乃さんが持ってるからなんじゃないかと思ったのです。

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