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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第105話 小猫の修行!メルク包丁を使いこなせ!
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そっちにある失敗した包丁を使って」
「コレですか?失敗作には見えないですけど……」
「見た目は綺麗でも刃が粗んでしまってるからね。素材によっては非常にデリケートに扱わないといけないものも多いんだ、イッセーが素材を持ってきてくれて助かるよ」
オレは作る中で失敗してしまった包丁を小猫ちゃんに渡した。
「小猫ちゃんは砥石には種類がある事は知ってるかな?」
「えっと……確か『荒砥』と『中砥』、『仕上砥』ですよね」
「うん、流石だね。でもオレが研ぐ際に使ってるのはこの『グラデ砥石』なんだ」
オレは小猫ちゃんに包丁を研ぐ際に使うと石の種類を聞くと彼女はしっかりと答えた。流石大事に包丁を扱ってるだけあって手入れも気を付けているんだね。
「グラデ砥石?初めて見ました」
「この砥石は一つの石でキメの荒い「荒砥」からキメの細かい「仕上砥」までの全ての役割をこなすことが出来るんだ。正に研ぎ師にとって重要な石だね」
オレはグラデ砥石の説明を皆にした。コレ一つで時間が大きく短縮できるからオレにとっては基本の道具だね。小猫ちゃんにもぜひ使いこなしてほしい物だ。
「へぇ……凄く便利ですね。そんな石が天然にあったなんて思いもしませんでした」
「まあこのグラデ砥石を発見したのは師匠なんだけどね、オレはその恩恵を受けてるだけさ」
「で、でも!それでもグラデ砥石を使いこなせているのはルキさんの実力ですよ!どんなに道具が優秀でも使う人の腕が足りていなければ意味は無いですから!」
「いやぁ、オレなんてまだまださ。師匠ならもっと早く正確に作業をするよ」
そもそもオレでは高レベルの素材の確保は出来ない。その時点でオレが半人前なのは確定している。
「そんなことより研ぎ方を教えるよ。まずは……」
オレは小猫ちゃんに包丁の研ぎ方を教えた。彼女は最初の数十回は失敗してしまったけどその後は中々に筋の良い研ぎ方になってきていた。
やはり普段から包丁を大事に手入れしているから感覚を掴むのが早いんだな。
「どうでしょうか?」
「うん、筋が良くなってきたね。この調子なら数日もあればオレみたいな研ぎ方が出来るようになるよ」
「本当ですか!ルキさんにそう言って貰えるなんて嬉しいです!……因みにルキさんはコレを覚えるのに何日かかったのですか?」
「オレは一回やったらできたよ」
「あ、あはは……流石ルキさん、規格外ですね……でもますます尊敬しちゃいます!」
小猫ちゃんは目を輝かせてそう言った。
しかし小猫ちゃんも含めて皆やたらとオレを褒めてくれるな、もしかして他の人はコレが出来ないのか?
でも己惚れてはいけない、オレの目指すのは師匠のような職人だ。こ
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