暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第105話 小猫の修行!メルク包丁を使いこなせ!
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ら未熟もいい所なのにな、二人にはぜひ師匠の鍛冶を見てもらいたいものだ。オレのを見るよりよっぽど勉強になる。
「ルキさんは包丁を研ぐ以外にもこうやって作っているんですね。これを毎日やってるんですよね?」
「ああ、オレにとっては慣れたものだけどな」
アーシアさんがいつもこんな事をしているのかと聞いてきたのでそうだよと答える。
「でもこんな毎日忙しそうでちゃんと休めているの?無理をしたら駄目よ」
「ありがとう、リアスさん。でも大丈夫だよ、オレも休憩はとってるから。寧ろ無理をしてミスする方が問題だからね」
リアスさんが身体の心配をしてくれた、優しい人だな。
オレは彼女にちゃんと休憩はとっていると答える。休むときに休まないのは愚か者のする事だって師匠から教わったんだ。もっとも言われたわけでなく師匠も休むときは休んでいるのを見ていたから覚えたんだ。
もっとも師匠はオレより多くの仕事をこなしていたからオレなんてまだまだだけど。
「仕事を効率よくこなす人ってきちんと休憩も考えて取るって話を聞いたことがあるけどやっぱりルキさんもそういった人達みたいに計算して仕事をしているんだね」
「こんなの慣れだよ、師匠ならオレより仕事も早いしもっと効率よくやるけどね」
「……あはは、ストイックだね」
祐斗君はオレに計算して仕事が出来るなんて凄いと言った。それにたいしてオレは師匠の方が効率が良いと返すと彼は苦笑してしまった。
なにか失礼な事を言ってしまったのだろうか?
オレは彼にその疑問を聞いてみたが祐斗君は大丈夫だと答えた。
人と話すのは久しぶりだからオレも気を付けないとな……
「さて、こんなものかな……」
焼き入れの作業を終えたオレは刃の確認をする。うん、いい出来だ。
「わぁ……刀身が輝いてますねぇ!」
「包丁はこの焼き入れの作業がとても大事なんだ」
「こんな綺麗で素晴らしい包丁を作れるなんてルキさんはやっぱり凄いですよ!」
「そうかな、でもありがとう」
小猫ちゃんは興味深そうにオレの仕事を見ていた。そうだ、良いことを思いついた。
「小猫ちゃん、もしよかったら包丁の研ぎ方を教えようか?」
「えっ、いいんですか?忙しいのでは……」
「大丈夫だよ。オレも休憩しようと思っていたし正しい研ぎ方を知っておけば包丁をもっと長持ちさせられるからね」
「ありがとうございます!ルキさんの技術を学ばせてもらいますね!」
オレは小猫ちゃんに包丁の研ぎ方を教えることにした。あんなにも同じ包丁を長く愛情をもって手入れをしておいた彼女にはぜひ正しい研ぎ方を学んでほしいと思ったからだ。
「それじゃ
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