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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第105話 小猫の修行!メルク包丁を使いこなせ!
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side:ルキ
職人の朝は早い、オレは5時ころに起きて炉に火を付けたり食事の準備をしはじめた。今日はお客さんもいるからいつもより多めに作っておかないとな。
「ふわぁ……おはようございます……」
「おはよう、小猫ちゃん」
二階から女性たちが下りてきてオレに挨拶をしてくれた。そういえばこうやって人に挨拶を返してもらったのは久しぶりだな。
「あれ?朝食の準備がされていますね。もしかしてルキさんが作ってくださったのですか?」
「うん、そうだよ。小猫ちゃんが昨日作ってくれたモノと比べたらお粗末なものだけど……」
「そんなことありませんよ!メルクさんの料理、楽しみです♪」
小猫ちゃんはそう言って表情をコロコロと変えていく。可愛いなぁ、なんだか妹が出来たような気持になってくるよ。
小猫ちゃん達は外にあるテントの中で眠る男性たちを起こしに向かった。この工房は小さいから流石にあの人数が寝るのは無理だったんだ、だから男性たちは外でテントを使ってもらった。
ただギャスパー君が男の子だったのには驚いたな……オレとは逆のパターンだ。
その後イッセー達も来て皆で朝食を頂いた。
「美味しい!このスープ、素材の味がしっかりと染み込んでいます!ルキさんって料理も上手なんですね!」
「研ぎ師だけじゃなくて料理人にもなれるんじゃないのか?」
「ははっ、昔は師匠に美味しい物を食べてもらいたくて料理の勉強をしていたんだ。研ぎ師の勉強を始めてからはからっきしだったけど気にいって貰えたのなら良かったよ」
小猫ちゃんとイッセーがオレの作った料理を褒めてくれた。師匠は何も言わなかったけど残したりしていなかったから少なくとも不満はなかったと思う。
(師匠が戻ってきたらまた……いやそれは無理だろうな)
イッセー達の話を聞いて師匠は行方不明になったのではなく自身の仕事をしていた事を知った。オレは師匠の許可なく勝手に包丁を研いでお金を貰っている、これは立派な詐欺だろう。
そのことを師匠が知ればオレを許さないだろう、間違いなく破門だな。
「……」
オレは取り合えず受けた依頼の仕事をこなすことにした。仕事は仕事だからな。
昨日と同じようにイッセーに高レベルの素材の捕獲をお願いしてオレは依頼されていた包丁作りに入った。
「ふわぁ……!綺麗な刀身です!」
「見事な腕だ、俺もあんな腕があればもっといい人工神器を作れそうなんだがなぁ……」
ルフェイさんとアザゼルさんがオレの鍛冶の様子を感心した目で見ていた。聞けば二人も何かしらの道具を作っているらしくオレの腕前を羨ましがっていた。
オレなんて師匠に比べた
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