第一幕その九
[8]前話 [2]次話
「すぐにだよ」
「返事がきたんですね」
「オズマ姫から」
「それで、ですね」
「僕達が来るその時を」
「待っていてくれてるんですね」
「楽しみにしているよ、では旅を楽しみながらね」
そのうえでというのです。
「都に向かおうね」
「わかりました」
「ではそうしましょう」
「今は旅を楽しんで」
「そしてですね」
「都を目指すんですね」
「そうだよ、そうしていこうね」
かかしも笑顔です、そのうえで皆でうきうきと歩いてでした。
そのうえで国の真ん中にある都を目指していきます、見事な奇麗な緑の草原や森を左右に見てでした。
恵梨香は途中に左右の草原にいるバイソン達エメラルドの都なので全身緑色の毛で覆われている彼等を見て言いました。
「オズの国って色々な生きものがいるけれど」
「どうしたのかな」
「バイソンも多いって思ったの」
尋ねてきたジャックに答えました。
「実際に見てね」
「うん、バイソンはアメリカの国の生きものだからね」
ジャックは恵梨香にこう言いました。
「それで沢山いるからね」
「それでなの」
「オズの国はアメリカが反映されるからね」
そうした国だからだというのです。
「それでだよ」
「アメリカにバイソンが沢山いるから」
「オズの国でもなんだ」
「沢山いるのね」
「オズの国の草原のあちこちにね」
「こうして沢山いるのね」
「それで楽しく過ごしているよ」
彼等もというのです。
「そうしているよ」
「そうなのね」
「それで彼等が望むなら」
バイソン達がというのです。
「それぞれの国の色になれてね」
「それでなのね」
「本来の色にもなれるよ」
「両方なれるのね」
「そうだよ」
「こげ茶色にもなれるのね」
恵梨香はバイソンの本来の色はその色だと考えて言いました。
「そうなのね」
「そうだよ」
「マンチキンでは青になって」
「ウィンキーでは黄色、カドリングでは赤になってね」
そうしてというのです。
「ギリキンではね」
「紫ね」
「そうなれるよ」
「そうなのね」
「他の生きもの達もね」
「植物はそれぞれの国の色でね」
樵も言ってきました。
「生きものはだよ」
「色を変えられるのね」
「そうだよ、君達も願ったらね」
恵梨香達もというのです。
「髪の毛や目の色が変わるよ」
「えっ、そうなんですか」
「人もね」
こうお話するのでした。
「そうなるんだよ」
「そうだったんですか」
「ちょっと今思ってみたらいいよ」
実際にというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ