外典 【NARUTO:RE】 その3
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「おまえらはぁあああああっ!」
「「「ひぃっ!?」」」
火影室に怒声が響く。
「里がこの忙しい時期に休暇とは、良い身分だなっ」
と五代目火影である綱手の怒号。
「は、初顔合わせでいきなりソレは…」
「お前たちだけだぞっ!私とまだ顔を合わせていない上忍達はっ!…いったい何をしていたのだ」
「いやぁ…先代の書庫の整理を…あはは…」
流石に教授(プロフェッサー)と呼ばれた忍。その集めた術は千を超えていたのだ。時間も掛かろうと言うもの。
「まったく、もう少し早く戻ってもらえれば危険な任務を下忍となりたての中忍になど任せはしないと言うのに」
「何があったのですか?」
とイズミ。
「サスケが連れ去られた…いや、状況を見るに里抜けしたと言った所か」
「はい?」
俺達が居ない間に色々な事が有ったらしい。
「大蛇丸にかどわかされたと見て間違いないだろう」
「でも、どうして里抜けなんて」
とハナビ。
「この間うちはイタチがこの里に現れてな」
「なっ!イタチ君が…」
イタチはうちは一族を虐殺した張本人。つまり生き残りであるサスケとイズミの仇でもある。
「イズミ」
「…大丈夫よ。ありがとう、アオ」
そっと握ったイズミはどうにかイタチへの憎悪を振り払う。
「あーズルイ。わたしも」
と反対側の腕を取るハナビ。
「ラブコメは他所でやれっ!」
綱手の恫喝。独り身だからって…
ジロリ
あ、いえ何でもありません。
おずおずと手を放す。
「そしてそのサスケの復讐心に付け込まれたと考える。イタチとの力量差に焦ったのだろう」
「それで里抜けか…サスケくん」
イズミの心境は複雑だろう。
「ナルトも自来也について修行の旅に出るようだし、サクラはわたしが弟子に取る。しばらく第七班は解散だな」
「えー…」
誰も中忍になっていないので卒業では無いのである。
「こんな時だ、動ける上忍を遊ばせておく訳にもいかん。こき使うから覚悟するように」
はぁとため息を吐く綱手。
「とは言え、すぐに言い渡せる仕事もない。ナルトに任せた旅芸人の監視任務に付いてもらう」
「監視任務?」
「こんな時だどうもきな臭い。悪いが頼まれてくれ」
綱手から頼まれた旅芸人の監視任務。
大人と子供の二人組らしい。
1人はナルトと一緒に里外の森で何かしているよう。
取り合えず、そちらに向かうと、二人の少年が何やら手のひらを向かい合わせ何かしていた。
「何をしている?」
「あ、アオ先生っ!」
と、ナルト。
「そっちは?」
「オレはボルトってーん
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