外典 【NARUTO:RE】 その3
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「ボルトっお前は」
アオなら生きてさえいれば四肢欠損くらいどうにか出来る。
「くそ、こうなりゃやってやるってばさっ」
だが死んでしまってはどうしようもない。
「お前も感情的になるなよっ!逃げろっ」
「それは出来ねー相談だってばさ」
そう言ってナルトと一緒にウラシキに向っていくボルト。
「毎度毎度バカの一つ覚えみたいに」
影分身で拳を振り上げ飛び掛かるナルトにつまらなそうに持っている釣り竿を振った。
それだけで大部分の影分身が煙となって消えてしまう。
急いで自然エネルギーをかき集め仙人化すると印を組み上げる。
「木遁・黙殺縛りの術」
「木遁!?」
ボルトの驚きの声。
左右の木から伸びたロープがウラシキを縛り上げる。
しかし、ウラシキの瞳が青く光るとまるでその動きが読まれているかのようにいなされてしまった。
瞳術っ!
アオの白眼はその発動を見逃さなかったが、どういう術なのかはまだ分からない。
事実はアオの攻撃が外れたと言う事だ。
「木遁・挿し木の術」
周りの木々から鋭い枝を飛ばしウラシキを攻撃するが…
「だから当たりませんよ。私には未来が見える」
一見逃げようも無い攻撃をウラシキは再び青い目で避けられてしまった。
「その眼…輪廻眼か…」
「ほう、ご存じでしたか」
「……」
「あなたも白眼をお持ちと言う事は大筒木の家系なのでしょうか」
「白眼が大筒木の家系ってどう言う事だってばさっ」
「おや、ご存じない。白眼を持つと言う事は我が同族が遥か昔この地の野蛮人と交わったという事ですよ」
何が面白いのかいやらしく笑うウラシキ。
「日向が大筒木の家系…じゃあ…俺は…」
ボルトが何やら思い悩んでいるが、今は戦闘中だ。
「こんのぉっ!」
「やめろっナルト下がれっ!」
アオの言葉なんて聞かずにウラシキへと飛び掛かるナルト。
「そちらから来てくれるのは好都合ですよ」
「木遁の術」
「うわぁっ」
しなる竿から放たれる釣り糸に絡み取られるまえにナルトの足を木遁で引っ張る。
「ナルトをオメーに何て渡す事は出来ねーってばさ」
飛び掛かるボルト。
しかしやはりウラシキの方が上手だ。
ボルトの攻撃はかわされ、返す竿で弾き飛ばされる寸前…
「木遁・樹界壁ッ」
ボルトの目の前に現れる木の壁。
しかし振られた釣り竿はその壁を貫きボルトを弾き飛ばした。
「かはっ…」
壁が無ければどうなっていた事か…その位派手に飛ばされて行く。
「ボルトッ!」
心配で視線をボルトに向けた瞬間、アオの背後から伸びた釣り針がアオの
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