外典 【NARUTO:RE】 その3
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廻眼とは色合いが違うようだった。
「本当に、…どうして」
ハナビの決意のような声に視線を向けると額の◆模様から幾何学模様が伸びその眼が青く光り輝いていた。
「く…」
そのハナビに触発されたようにアオもハナビと同様の変化が訪れる。
「アオ、ハナビ…?」
大丈夫なのか、とイズミ。
「今はそんな事を考えている場合じゃないわ」
里の襲撃よりは重要度は下がるだろうとハナビ。
「暁のペインの本体はここには居ない様だ。が…」
「探しに行くにしてもあのペイン達をどうにかしてからね」
その言葉にはイズミもこくりと頷いた。
「そうね、わたし達にケンカを売った事を後悔させてあげなきゃね」
呪印を廻し自然エネルギーを取り込むと赤い隈取が現れる。
仙人化だ。
「おそらくあのペイン達は個々はそれほど強くない」
「ええ」「分かっているわ」
個々に切り離して戦えと言うと三人は地面を蹴った。
「くそ、復活するのかよっ!」
ナルトが何体か倒したはずのペインの復活の驚きの声を上げていた。
「あれはわたしが行くわ」
ペインを復活させたペイン六道の地獄道。その横に見える閻魔のようなチャクラ体は輪廻眼でしか視認できない。
イズミはまず回復役を潰しにかかった。
「火遁・豪火滅却」
ボウと紡ぎ出される火の玉。
餓鬼道がチャクラを吸収するには遠い位置で炸裂し粉塵を巻き上げた。
「先ずは一体」
灼遁チャクラモードのイズミは触れた物の水分を抜き取る。いくら死体とは言え生物の構造の域を出ていなかったようで、カラカラに干からびた地獄道は刺さっていた黒い棒を残して塵となって朽ち果てる。
「ハナビのねーちゃん、そいつに忍術は効かねーってばよっ!」
粉塵を目くらましに餓鬼道へと近づいたハナビを仙人モードで感知したナルトの警告。
「もともとわたしは余り忍術は使わないわよっと」
沸遁チャクラモードで一気に沸点へと持っていったチャクラを嘗手に乗せて餓鬼道を攻撃するハナビ。
チャクラを吸収して減衰させるよりも速い攻撃が餓鬼道を襲いその体を襲った衝撃に吹き飛ばされる。
餓鬼道は大量に経絡系に流し込まれた仙術チャクラが暴走しその体が石化。落下と同時に粉々に砕けた。
「こえーってばよ…ハナビのねーちゃん、イズミのねーちゃん」
「口寄せ獣が厄介だな…」
アオは畜生道を倒す事は問題なかったが、召喚者は本体であり分体である畜生道を倒しても口寄せされた獣は消えていない。
「攻撃すれば増えるとか…」
首の分裂した巨大な狼と大きなペリカンのような鳥獣。
増幅口寄せで呼ばれた狼が特に厄介だ。
「木遁・黙殺縛り」
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