外典 【NARUTO:RE】 その3
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「多分ナルトには使えませんね」
「なぜじゃ」
「九尾の封印式の上から呪印を刻む事になりますから」
「…確かにそれは上手く無いのう。最悪封印が破られてしまうかもしれん」
そんな危険な事は出来ないと自来也が言う。
「他の方法を考えるしかないのう」
結局影分身のチャクラを本体に還元する方法を思いついた事でどうにか仙人モードを会得したナルトだった。
しかし、この妙木山に俺が来る意味は有ったのか。いや、有ったのだろうな。
大蝦蟇仙人から俺への予言が出たのだから。
「思うままに生きろ。それがより良い未来へと繋がる、ね」
よく分からないが思うままに生きろと言う事らしい。
俺を呼んだ人物はこの世界で俺に何をさせたいのか、その未来の先はいったいどんなだろうか。
ナルトの修行も大詰めを迎えた頃、自来也が木ノ葉に残して来た連絡蝦蟇が戻り緊急を伝えた。
「ペインがっ!」
「すぐに木ノ葉に戻るってばよっ!」
「飛雷神は…なんだ、マークが無くなっている?」
すぐに飛ぼうとして飛雷神の目印が無くなっている事に気が付いたアオ。
「今シマが近くのおる、逆口寄せをするから準備しておくのじゃ」
とフカサクが言い、逆口寄せで木ノ葉へと戻る。
「なんだ…ここ…」
「ここは何処だってばよ…なぁ、エロ仙人、アオ先生」
「よく見ろ、ここが木ノ葉の里じゃのう」
「なっ!」
目の前には何もない。
いや、正確には何かに吹き飛ばされ地面が視える程に壊された木ノ葉の里だった。
「ペインの奴の能力じゃろう」
「許せねぇ…」
「くそ、綱手はどこじゃわい」
自来也はいち早く綱手様を捜索に駆けていく。
「イズミ、ハナビ…」
仙人モードで感知する。
いない、か?
木ノ葉の里だった所の中心に人影を白眼で視る。どうやらあの暁のペインのようだ。
「こら、ナルトっ!」
駆け出すナルトはペインへと迫る。
六人居るペインの正体は自来也の推察では動く死体か何かで操り人形。本体はあの時の痩せたヤツであろうとの事。
「そんな、これは…」
「酷い…どうして…」
アオの隣に飛雷神の術で現れたのはイズミとハナビ。
竹取一族との折衝で里を出ていたのだが、嫌な予感がしてアオの所へと飛んだらしい。
「いや…いや……だめ…いやぁあああああ」
「イズミ、落ち着け」
そっとイズミを抱き留め落ち着かせる。
里の現状に九尾の襲撃がフラッシュバックしたようだ。
「は…はぁ…もう…大丈夫、よ。でも…誰がこんな事を…」
「輪廻眼…」
イズミの両目は綺麗な水色の波紋を現していた。それはウラシキの輪
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