外典 【NARUTO:RE】 その3
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すり抜けた。
その時木から生えるように得体のしれない半裸の男が現れる。
「サスケが勝ったよ。イタチは死んだみたい」
「そうか…」
と仮面の男。
「イタチくんがっ!?」
それに一瞬イズミが動揺する。
イタチは母殺しの仇である。しかし、イズミはサスケほどに子供ではなく、うちは一族に流れていた気配とイタチの決意をどこかで感じ取っていた。
だから復讐と言う率直な手段に走らずにいられたのだ。とは言え、その大半はアオが居たと言う事が大きい。
彼が居なかったらイズミもイタチを追って復讐に走っていたと自分でも思う。
「なるほど…この場はお前たちが強い。まぁ、言いたい事は言えたしオレは帰る。精々生き足掻け、まもなく終わるこの絶望の世界をな」
「消えた…」
それだけ言い置くと仮面の男は渦を巻くように消えて行った。
「一体何が…」
とヒナタ。
「逃げられたわ…でも、こういう時アオが居ればと思わなくはないわね」
「はい…アオ兄さんならシレっとした顔で術の効果を言い当てそうです」
「そうね」
とにかく時間を稼がれサスケを追えずじまい。仮面の男には逃げられて散々な任務となったのだった。
ペインとの戦いにより自来也は負傷…片腕を失った状態ではもはや忍者としては戦えない自来也は本格的にナルトに仙術を教える気になったらしく妙木山へと拉致して行った。
「お前も来いのぉ」
「何故にっ!?」
「四代目の術を悉く修めとるお前じゃ、仙術もものに出来るかも知れん」
「すわっ!?」
問答無用で逆口寄せに巻き込まれる。
「自来也ちゃんや、仙術の修行はナルトちゃん一人じゃなかったかいの?」
じいちゃんカエル…フカサク様だ。
「そこなんですが、コイツにも教えてやれねーですかいのぉ」
「コイツにか?」
とジィっと見るフカサク様。
「ダメじゃ、必要ないの」
「そこを何とか頼みます」
「そうじゃない。コイツ、自然エネルギーの匂いをさせとるしのぅ…お主…仙術使えるじゃろう?」
ギクッ
「あはははは…」
「なんだ、アオ先生はその…仙術って言うのは使えるのか?」
と興味津々のナルト。
「あはは…誤魔化されては…くれませんよね…」
「本当か。…なんと、…ちと見せてくれんかいのぉ」
と自来也までも言って来る。逃げ道は無かった。
「良いですけど…ここはちょっと…自然エネルギーの匂いが…」
「匂い…?」
「本来自然エネルギーはあまり匂いは付かないものなんですが…ここはちょっとカエル臭くて…まぁやってみますけど」
と両手を合掌させて自然エネルギーを取り込むと、目元
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