外典 【NARUTO:RE】 その2
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三人とも同じタイミングで中忍に上がったから、任務のレベルが上がったが基本的に班替えする事もなく任務に追われる日々。
……
それはある日の修行場にて。
大きな悲しみを経験したイズミの写輪眼はやはり万華鏡へと進化していた。
「それが万華鏡写輪眼?」
イズミの眼をのぞき込んだハナビが珍しいそうにつぶやいた。
「みたいね…アオが教えないって言ったのは…」
「それは自我を喪失する程の愛の喪失を感じた時に写輪眼から変化するものだから」
「ほんと詳しいわね…、小日向家のくせに」
いいだろうと肩を竦めた。
「万華鏡写輪眼は何かしらの固有能力を備えている。イタチは天照と言う炎遁と月読と言う幻術眼だったな」
「わたしのは?」
「それは使って見みなければ分からない。何か切っ掛けが無いと使えないと言う事も有るだろう」
「切っ掛け…?」
「切羽詰まった状況、とかな。ただこればっかりはなぁ、自分で気づくしかないよ。あ、これだって分かるものが自分の能力かな」
「ますます分からないわ」
中忍に上がったアオだが、結局修行に当てる割合の方が任務よりも大きい。
今日も今日とてチャクラコントロールの修行。
アオ達の修行の大部分はこの部分が占めている。
「空、飛びたいな」
アオが突然突拍子もない事を言いだした。
「はぁ?筋斗雲の術じゃだめなの?」
とイズミ。
仙法・筋斗雲の術とは練り上げた仙術チャクラを質量のある雲のようにして吐き出し、それに乗って空を移動する術の事だ。
金剛の術、筋斗雲の術、緊箍児の術の三つがあの仙境で習った仙術である。
「うーん、アオくんなら突拍子もない事をしそう」
むっふっふ、面白い事になりそうと笑うハナビ。
「そう言う訳じゃ無いけど、違うんだよなぁ」
もともと他の能力で飛んでいたのだが、そのことごとくを使えない今の状態では代案が必要だった。
「忍術として作るのもなぁ…念能力として作っても…いや、そもそも能力として作る必要はあるのか?」
半重力、浮力その他もろもろと考えて、原点に回帰した。
「あ……あー…気が付けば単純だった」
両手を地面に着いて落ち込んでいるアオ。
「どうしたの?一人百面相して」
「百面相って一人でするものじゃない?」
そうイズミとハナビ。
「どうやら頭が固くなってた…そもそもチャクラコントロール、チャクラの放出が出来ればチャクラだけで飛べるんじゃないか?」
チャクラコントロールはイヤと言うほど繰り返してきている。
そのチャクラをコントロールして空を舞う。
「え…」
「ええ?」
驚く二人の目の前で空
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