外典 【NARUTO:RE】 その2
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るようにはならないだろう。
ならば離脱用と割り切るべきだ。
覚えるマーキングは既に作り出している二つまでに留め、それを目印にした補助の印を組み上げる。
能力を限定する事によってどうにか二人とも飛雷神の術を会得出来たようだ。
「アオに出来てわたしに出来ないのは悔しいわ…」
とイズミ。
「本当ですね」
ハナビも同意。
「離脱用だとしても使えるのなら死ぬ確率はグンと減る。戦闘になんて使えなくても二人は十二分に強いだろ?」
「あなたがそれを言う?さんざん飛雷神の術でいやらしい攻撃をしてきたあなたが。ハナビは良いわよ、白眼の視界なら瞬時に対応出来るかもしれない。死角に転移されていたらこっちは対処が難しいのよ」
イズミ若干トラウマになっているようだ。
「もう少し円の修行を重点的にやらないとな。それなら例えどこから奇襲されても感知できる」
「うっ…」
写輪眼と言う武器がある分、広範囲の円は苦手の様だ。
中忍にはなったが修行が忙しく任務をすっぽかしているアオ達三人。
「生活費がヤバい…」
「わ、わたしも…」
「二人とも本当にバカね…」
アオとイズミの言葉にため息を吐いたハナビ。
「それじゃ、任務に…」
と言いかけるハナビの言葉にアオが被せ気味に頓珍漢な事を呟いた。
「農業でもやるか」
「「は?」」
…
……
木ノ葉の里から一里ほど。
開墾されていない荒れ果てた広大な大地を眼前に見つめているアオ達三人。
アオの手にはスコップが三本だけだ。
「まさか…ここ…?」
嘘だぁとつぶやくハナビ。白眼で先の先まで見渡したのだろう。
見るからに不毛な土地だった。
「ここら辺は未開で強大な猛獣も多く、さらには土壌が耕作に向かないから安かった」
「安いって…」
「そりゃそうでしょ…」
「で…そのスコップでどうするつもりよ」
「勿論、これで先ず整地するんだよ。土壌は俺が木遁で何とかする」
「「はぁ?」」
「これも修行だ、頑張ろうっ!」
とハナビとイズミにスコップを押し付けるとアオはスコップ一本で整地し始めていた。
先ず用水を引くために水路をスコップで堀り、邪魔な木々は伐採し、襲って来た猛獣を倒して食糧を手に入れる。
アオが教えた念法の練や周を常時使わなければいけないでかなりきつい修行だった。
効率を上げる為に仙術チャクラも使わねばならず、今まで身に付けて来たものをすべて使っての開墾だった。
アオが木遁や土遁を使い土壌を改良し、苗植えなどの人手がかかるものは多重影分身を使い、作物の水やりにはハナビが水遁を使い、害鳥駆除にはイズミが雷遁で威嚇していた。
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