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外典 【BORUTO】
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穏やかに時間が過ぎて行き、今日、わたしこと日向モンテは木ノ葉の里のアカデミー忍術科へと入学する。

木ノ葉の里のアカデミーの忍術科の入学式。

グラウンドに並んだ新入生およそ30人。

その後ろに親御さんが並び、目の前の壇上には七代目火影であるうずまきナルトが登壇し、祝辞を述べている。

その左右にはアカデミーの教員であるうみのイルカや油女シノ、みたらしアンコなどが並んでいる。

七代目火影、うずまきナルト。…もうおじさんね。

NARUTOと言えば少年から始まり青年で終わる。

その主人公がもう二児の父親…

「あれ?ボルトは…?」

ボルトと言うのはナルトの息子で、モンテとは同い年だった。

小さい頃から親どうしが知り合いのため顔を合わせる機会も多い。

そんな彼の姿が見えない。

火影の息子だし当然忍術科だと思っていたのだけれど…

とそんな時、空中を待って火影岩に突き刺さる雷車。

雷車とは木ノ葉の里の近代化で取り入れられた電気エネルギーで動く鉄道である。

それは木ノ葉の里をぐるりと回る様に運転し、生活の足に活用されていた。

その雷車が火影岩に突き刺さる惨事を引き起こしたのが…

「ボルト…」

入学式に間に合わないと急いだ結果、かなりセンセーショナルな登場だった。


結局ボルトは罰として一週間の自宅謹慎となったようだ。


アカデミーでの忍術クラスの生徒はおよそ30人。

その教室は段を上がる様に席が設けられていてどこに座っても黒板が良く見えるように設計されている。

登校初日、モンテは気だるそうに席に着いた。

「おはよう、モンテ」

そんなモンテに声を掛けたのはクラスで一番ふくよかな女性だった。

なぜか手にガルBのポテトチップスの袋を持っている。

「チョウチョウ、おはよう」

秋道チョウチョウ。

褐色な肌と太った体。しかしその巨体がチャーミングに纏まっている。

「ちょっと、元気が足りないんですけど」

「お、どうした?何かあったか?」

「ワサビー、聞いてよ。モンテがやる気ないみたいなのよ」

少女の名前は伊豆野ワサビ。

「そんなのいつもの事だろう」

切れ長の瞳孔にツンツンとしたショートヘア。腰からアクセサリーだろうか猫のような尻尾が揺れている。

「おはよう、モンテ。久しぶり」

「あー…だね。おはよう、ワサビ」

この三人、とある共通点で小さい頃からの知り合いだった。

「あ、そうだ。あちしの親友を紹介するね」

そう言ったチョウチョウは振り向いて手を上げた。

「おーい、サラダー」

「ちょっとチョウチョウ、恥ずかしいでしょうっ!」

むすっとした表情
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