外典 【BORUTO】
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い。
「しかし何で白眼(笑)…普通こういう時は写輪眼でしょうっ!」
ベッドの上でグッと手を握るモンテ。
「はっ!?」
殺気に振り返るとビキビキと経絡系を吹き上がらせた白眼で睨む母。
「白眼、かっこいいわよね?」
「イエス、まみゅっ!」
かみました。
お母さま、怖いです。プルプル。
モンテの母は修行バカな一面を持っているようで、三歳にもなると修行の日々が始まる。
「うぅ…わたし、来世は修行とは関係ない人生を送るはずだったのに…」
「モンテちゃん、余裕そうね」
「い、いえっ!せいいっぱいでしゅっ!」
かみまみた。
しかしそうっ!NARUTOと言えば忍術、それも影分身である。
モンテはひゃっほいと勢い込んで十字に印を組み上げた。
「影分身の術」
あれ?
失敗すら現れない。
「いやいやいや、うん。失敗しただけ。そう影分身って高等忍術だし」
しかしどれだけ修行しようと簡単な忍術すら使える気配がない。
「…モンテちゃんには遁術、幻術の才能が無いわね」
と母が言う。
「う…うわーーん…」
『ぐわははははっ!こいつは最高だなっ!』
いきなりモンテの中からモンテに直接響く声。
『悟空さん、笑いすぎっ!』
『柔拳の才能もない上に遁術も幻術も使えないとはな』
がははと笑うのはモンテに封じられている四尾の孫悟空だ。
モンテはどうして自分に四尾が封じられているのか疑問に思ったが、原作は終了しているのだしと考える事を止めた。
それに、どうにもこの孫悟空は若い。
若いと言うかまだ子供と言う感じだ。
四尾の言う様にモンテには日向家特有の柔拳の才能も無かった。
魂にしみついた剛拳の気質の所為で柔拳とは相性が悪かったのである。
『だが、まぁモンテには必要ないだろう。剛拳の才能はあるのだし、かめはめ波とかあるじゃねーか』
『うう…』
日向家のチャクラ放出の才能は受け継いだようで、チャクラを撃ちだす技術や、圧縮して放つ攻撃はうまかった。
『そうじゃないのっ!印を組んで術を出す事に憧れているのよっ!』
『まぁ才能がねぇんだししょうがねぇ。それに大概の忍術よりお前の気弾はつえーじゃねえか』
気円斬とかな、と四尾が言う。
『そうなんだけど…なぜか母様たちには通じないのよね』
『あいつらは大概化け物だ』
『化け物に化け物と言われるうちの両親っていったい…』
前世覚醒者であるモンテは、前世で覚えた技術の幾つかを使うことが出来た。
その一つが気円斬やかめはめ波だ。
しかしそれを持ってしても両親たちには軽くあしらわれる。
そんな生活を続け、
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