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星河の覇皇
第八十三部第三章 今だ目覚めずその四十七

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「総員食事も摂ったな」
「はい、既に」
「閣下が命じられたまま」
「食事を摂りました」
「そうしました」
「ならいい、今丁度昼だが」  
 即ち食事時だというのだ。
「礼拝を済ませてな」
「そして食事もですね」
「それも行なった」
「ならばですね」
「充分な攻撃を行える」
 食事により英気を手に入れた、それによってというのだ。
「だからな」
「今まさにですね」
「攻める時ですね」
「それ以上にないまでの」
「その時だからだ、ではな」
 アッディーンは指示を出し軍はそのままに動いた、しかしそれは他国の観戦武官達にはわからなかった。
 エウロパ軍のある士官はオムダーマン軍を見て言った、皆観戦の場で赤ワインのボトルを用意させそれを飲みながら話している。
「まだですね」
「オムダーマン軍は動かないですね」
「状況を見ていますね」
「既に準備は整っていますが」
「その様ですね」 
 他の士官達も言う、皆マウリア軍の艦艇の中で話している。エウロパとサハラ各国は国交がないのでマウリアに秘かに手配してもらってそこにいるのだ。
「どうやら」
「アッディーン大統領にしては慎重ですが」
「ここで動かないのは」
「大統領は常に動いてきました」
 攻撃、それにというのだ。
「それがないとはです」
「意外ではありますが」
「しかしそれもまたですね」
「名将たる由縁でしょう」 
 アッディーン、彼がというのだ。
「では我々としては」
「このまま状況を見ていきましょう」
「どのみちそれしか出来ませんし」
「ここは観戦武官として」
 その立場からというのだ。
「見ていき」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「観終わった後で」
 即ち観戦の後でというのだ。
「軍務省に報告をあげましょう」
「この度の戦闘の結果を」
「この防衛ラインでの戦いについてのそれを」
「それを行いましょう」
「はい、ですが」
 ここである士官が言った。
「どうもシャイターン主席にしては」
「ティムール軍ですね」
「もう一方ですね」
「そちらの動きが」
「先の会戦では」
 国境でのそれはというのだ。
「どうも、でしたね」
「はい、確かに」
「妙に後れを取りました」
「アッディーン大統領に対して」
「その結果惨敗しました」
「あれはどうも」
 あの時の会戦はというのだ。
「確かに統率は取れていて」
「動きもよかったですが」
「どうも後れを取っていて」
「その結果でしたね」
「敗北しましたね」
「あの御仁らしからぬことでした」
「それまでは」
 その会戦までの二度の会戦はというと。
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