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八条学園騒動記
第六百八十九話 作って食べるとその九

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「遠慮なく」
「大飯食べるのよね」
「それでお風呂入って寝るところまで用意させて
「寝てね」
「朝もご飯作らせて」
「また大飯食べてね」
「平然と帰って」
 そうしてというのだ。
「翌月また来る」
「同じ様にね」
「しかも人の部屋に勝手に入ってね」
「本を漁る様なね」
「いや、エウロパ貴族も最悪だけれど」
 トグも言ってきた。
「オーストラリアにいた時のお隣さんの親戚の人はね」
「最悪だったね」
「僕トビーの話聞いて思ったよ」
「お隣のだね」
「トビークラスメイトだったからね」
 それでというのだ。
「よく一緒に遊んでお話も聞いたけれど」
「その親戚のことをだね」
「よく言ってたよ」
 そうだったというのだ。
「凄く嫌そうにね」
「それは嫌だね」
「しかもカトリックなのに」
「カトリックの悪口もだね」
「やたら言ってたそうだよ」
「それも駄目だね」
 ベンはそれもと答えた。
「論外だよ」
「それで甘やかしていたその人の母親が死んだら」
「それでだね」
「元々嫌われていたから」
「そりゃ嫌われるよ」
 ベンはそれは当然と答えた。
「本当にね」
「それで親戚全員からね」
「嫌われていて」
「お友達もいなくて」
 それでというのだ。
「知人全員からもね」
「嫌われていたんだ」
「それでね」
「今は行方不明っていうけれど」
「こんなのだとね」
「甘やかしている人がいなくなったら」
 その時点でとだ、トブも言った。
「それはね」
「どうにもならなくなるね」
「そうだよね」
「働なくて」
 まずこれがあってというのだ。
「連合は何処でも働き口あるし」
「ちょっと見ればね」
 探すまでもないというのだ。
「それでね」
「何しろ常に発展しているから」
「いつも人手不足だよ」
「本当にね」
「そんな国で」
 それでというのだ。
「働かなくて」
「それでお金なくて」
「それでお母さんからね」
 甘やかしている人間からというのだ。
「お金貰って」
「そうして暮らしていて」
「あちこちからも借りて」
「危ないところからもだったね」
「前は奥さんいて」
「奥さんが働いてだったね」
「食べさせてもらっていたけれど」
 それがというのだ。
「その奥さんに性格がね」
「あまりに酷くて」
「食べさせてもらっていて」
 それでもだったというのだ。
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