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八条学園騒動記
第六百八十九話 作って食べるとその七

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「熱くしてるんだ」
「あったまる為に」
「あと塩気もね」 
 塩分もというのだ。
「コチュジャンとかでね」
「摂ってたのね」
「何でも昔はお塩採れなかったから」
 製塩技術がなかったからである、李氏朝鮮は技術者を軽視した為様々な技術が進歩しなかったのだ。
「そういうのでね」
「摂ってたのね」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「そこにお野菜もお肉もお魚もだよ」
「物凄く入れるわね」
「栄養があって」
「辛くて熱い」
「そうしたお料理でね」
 まさにというのだ。
「寒さにだよ」
「対抗していたのね」
「そうだよ」
 まさにというのだ。
「それで逆に暑い場所だろ」
「そこで熱いもの食べるとね」
「かえって暑くなるから」
「まあ暑い時に熱いものを食べてもね」
 そうしてもというのだ。
「いいけれどね」
「マウリアのカレーとかね」
「そう、あの国はね」
「地球にあった頃は暑かったから」
「汗をかく為に」
「それで涼しくなる為に」
「カレー、カリーだね」
 ベンはマウリア風に言い換えて話した。
「それをだよ」
「食べていたのね」
「熱くて」
 それに加えてというのだ。
「辛いね」
「そうしたの食べていたのね」
「そうだったんだよ」
「成程ね」
「けれど暑い場所でアイスとかをよく食べるのは」
「涼しくなるから」
「それでだよ」
 その為にというのだ。
「食べているんだ」
「そうなのね」
「だから気候はね」
 これはというのだ。
「本当にね」
「お料理に大事なのね」
「そうだよ」
 この要素もというのだ。
「本当にね」
「暑い寒いね」
「あと雨とか乾燥とか」
「そういう要素もあるのね」
「そうだよ」
 こう話した。
「それでオーストラリアでは」
「地球にあった頃の我が国は」
 ルーシーが言ってきた。
「もう羊や牛をね」
「沢山買ってたね」
「うん、それでね」
 そのうえでとだ、兄にさらに話した。
「羊毛とか牛乳にね」
「お肉もね」
「大量に手に入って」
「それをお料理していたわね」
「広い場所で自然が豊かで」
 そうした場所でというのだ。
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