269 魔女と公爵夫人
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毒入の瓶を大量に投げた。
「危ない!」
一人の女子がブレスレットを外し、盾に変化させた。毒瓶を防ぐ事に成功した。
「やるね!ならこれはどうかな?」
ラ・ヴォワザンはもう一個、瓶を投げた。盾に命中した。そして盾は元のブレスレットに戻ってしまう。
「なぬ!?」
「ホラホラ、それだけじゃ突破できないわよ!」
モンテスパン公爵夫人が熱の衝撃波を放った。
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」
法然と名乗った僧は必死で唱えて結界を張った。衝撃波の防御には成功したが、モンテスパン公爵夫人の衝撃波が止まる様子もない。
「その結界、消させて貰うよ!」
ラ・ヴォワザンが毒瓶を投げた。だが、どこからか雷雲が現れた。雲が落雷させ、毒瓶を破壊したのだった。
「ふ、毒瓶は無限にあるのさ!」
ラ・ヴォワザンは毒瓶を投げた。
「そしていつまでも結界で守れるとは思わない事よ!」
モンテスパン公爵夫人は急に衝撃波を放つのをやめたと思うと、今度は念動力を発した。結界が強引に公爵夫人の元に持っていかれる。
「終わりだね!」
ラ・ヴォワザンは大量の毒瓶を投げた。雷雲が溶かされ、一人の僧と三人組の高校生に毒を浴びせる。だが、何とか彼等には武装の能力を持つ者がおり、防がれた。
「異能の能力か!」
ラ・ヴォワザンは別の毒を振り撒いた。煙が舞い、異能の能力が無効化された。
「もう何もできんよ!」
「な、南無阿弥陀仏・・・!!」
法然はもう一度結界を発動させるが、公爵夫人がそれを念動力で奪ってしまう。
「纏めて吸い込まれるかいい!!」
ラ・ヴォワザンは手から黒い穴を出して纏めて吸い込もうとした。だが、その時、何らかの刃が飛んできてラ・ヴォワザンの腕を切り落とした。
「あああ!!」
ラ・ヴォワザンは痛みに呻いた。そして周りを確認した。そこには別の集団がいた。
「あ、貴女は・・・!!」
お待ちかねの杖の所有者が駆け付けていた。
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