暁 〜小説投稿サイト〜
おっちょこちょいのかよちゃん
269 魔女と公爵夫人
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
毒入の瓶を大量に投げた。
「危ない!」
 一人の女子がブレスレットを外し、盾に変化させた。毒瓶を防ぐ事に成功した。
「やるね!ならこれはどうかな?」
 ラ・ヴォワザンはもう一個、瓶を投げた。盾に命中した。そして盾は元のブレスレットに戻ってしまう。
「なぬ!?」
「ホラホラ、それだけじゃ突破できないわよ!」
 モンテスパン公爵夫人が熱の衝撃波を放った。
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」
 法然と名乗った僧は必死で唱えて結界を張った。衝撃波の防御には成功したが、モンテスパン公爵夫人の衝撃波が止まる様子もない。
「その結界、消させて貰うよ!」
 ラ・ヴォワザンが毒瓶を投げた。だが、どこからか雷雲が現れた。雲が落雷させ、毒瓶を破壊したのだった。
「ふ、毒瓶は無限にあるのさ!」
 ラ・ヴォワザンは毒瓶を投げた。
「そしていつまでも結界で守れるとは思わない事よ!」
 モンテスパン公爵夫人は急に衝撃波を放つのをやめたと思うと、今度は念動力を発した。結界が強引に公爵夫人の元に持っていかれる。
「終わりだね!」
 ラ・ヴォワザンは大量の毒瓶を投げた。雷雲が溶かされ、一人の僧と三人組の高校生に毒を浴びせる。だが、何とか彼等には武装の能力(ちから)を持つ者がおり、防がれた。
「異能の能力(ちから)か!」
 ラ・ヴォワザンは別の毒を振り撒いた。煙が舞い、異能の能力(ちから)が無効化された。
「もう何もできんよ!」
「な、南無阿弥陀仏・・・!!」
 法然はもう一度結界を発動させるが、公爵夫人がそれを念動力で奪ってしまう。
「纏めて吸い込まれるかいい!!」
 ラ・ヴォワザンは手から黒い穴を出して纏めて吸い込もうとした。だが、その時、何らかの刃が飛んできてラ・ヴォワザンの腕を切り落とした。
「あああ!!」
 ラ・ヴォワザンは痛みに呻いた。そして周りを確認した。そこには別の集団がいた。
「あ、貴女は・・・!!」
 お待ちかねの杖の所有者が駆け付けていた。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ