第九話。異世界の大英雄。
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ないだろ?時にはお母さんもお父さんを助けて支えていただろ?」
「…うん」
「それはお互いがお互いに愛して好きだったから、お互いがそれぞれ英雄みたいに助け合っていたからだよ」
「お互いが愛して好き…」
「そう。だからいつかアイズが心から好きだと思える人が現れたらその人がアイズにとっての英雄だし。その人もアイズが英雄になる」
「…どうやったら好きな人はできるの?」
「コレばかりは運命と言う時間しかわからないからな。きっと大人になれば現れるかもしれないね」
「それじゃあどうやったら早く大人になれる?」
「何だ早く大人になりたいのか?」
「うん。そしたら好きな人が現れるんでしょ?」
「ハハは、残念ながら時間が経たないと大人にはなれないな」
「そんな〜…」
「ふふ、不安か?」
「うん…」
「ならお前の好きな人が現れるまで、このおせっかいな大英雄がお前を守ってやろう」
「本当!?」
「あぁ、約束だ」
「何?」
「ゆびきりげんまんだ。俺の世界での誓いの印かな?小指で俺の小指を握ってこう言うんだ。ゆびきりげんまん嘘ついたらハリセンボン飲ます。指切ったて」
「わかった!行くよ!」
そして、俺とアイズはゆびきりげんまんをした。
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