第九話。異世界の大英雄。
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の世界に来たらできていた傷で、ゲームに入る前に山ほどキャラクター設定をした。
その中に傷だらけの歴戦の猛者と書いたのだが、コレが原因だと思われる。最初ヒルデ達も見た時も驚いていたな。
「まあ、元の世界でいろいろとありまして…ゴク」
薬を飲むと俺の腹部にステイタスが表示される。神の字で書かれているので周りの連中は読めない。そして、ロキとフレイヤはまじまじと見る。
まあ、ほとんど文字化けして数字とかはカンスト数字超えたせいかほとんど見えないけどな。まともに見えるのはスキルや魔法だけだ。それを見た2人の神は静かになった。
「ちょいコレ、ホンマに言ってるのか?」
「えぇ、本当ですよ」
「ロキ。なんて書いてあるんです?」
いつまでも黙り込む2人の神に痺れを切らして、ロキファミリアの団長フィン・ディムナが聞いた。
「…基本ステイタスは文字化けして見えへんけど、スキルに異世界の大英雄って書いてある」
その話を聞いて周りの人は「おぉー」と驚きの声を上げる。実際の効果はわからんがスキルの名前だけなら凄そうだと言う。皆んな異世界の言葉より大英雄の言葉の方が気になるそうだ。
「もう良いですよね」
体の文字が消えると俺は服を着る。こんな意味もなくずっと裸にいるのも変な話だしな。お昼を食べた事だし。そろそらお暇させてもらおうかな。
「さて、食べ終わりましたし。私達は帰らせてもらいますね」
「待ってちょうだい。貴方の話を聞きたいわ!いったいあっちで何が…!?」
彼女は今のフレイヤは明らか的に興奮を抑えきれなくなっていた。好奇心にかりだされて帰ろうとする俺を引き止めようとする。
そんな俺は彼女に大英雄としての片鱗見せる。するとフレイヤは突然と硬直してその場に膝を崩して倒れ込む。そして、俺を見上げて涙を流した。その姿に眷属達は慌てる。
「望む物は見れたか?」
俺がそう聞いてもフレイヤは何も答えずにその場に止まったままだ。まるで時が止まり出したかのように。俺はそんな彼女達を置いて立ち去ろうとするが、フレイヤの眷属達が道を塞いだ。
「辞めんかい。ソイツを通しな」
「我らに命令できるのはただ1人フレイヤ様…」
「良いから通さんかい!しばき倒すで!」
ロキの怒号が鳴り響く。普段からふざけている彼女がこんなにも剣幕な表情を浮かべるのは、死亡者は最低でも三万人を超える。大抗争『死の七日間』オラリオ史で最も多くの死者を出した最厄いらいだ。
彼女の表情をみてビビって流石にどけざるおえなかった。俺らはそのまま空いた道を通ってこの場をさった。眷属達は一斉に神達に駆け寄った。
「フレイヤ様!大丈夫ですか!?」
「…オッタム。見たわ」
「見た?何をですか?」
相変わらず心ここに在
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