第四話。夢のマイフォーム。
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くれた職人さん達がきてくれた。
「よう。俺はガイウスだ。よろしく頼むぜ貴族かぶれ」
このガサツそうに見える小さいおじさんはドワーフで、ファンタジー世界の定番職人だろう。ガイウスはウチのリホームを手伝ってくれにきたのだ。
今日は井戸の復旧と風呂場制作の仕事だ。早速ガイウスの職人達は仕事に取り掛かった。あと、なぜに貴族かぶれかと言われたかと言うと風呂が原因だ。
家に風呂なんざ貴族でもない限り設置しないらしい。しかも家の改良のために色々と依頼して、全て一括で支払ったので貴族かぶれと言ったらし。
もし俺が本当に貴族だったら侮辱罪とかいろいろと言われそうだな。まあ、俺は貴族じゃないけどな。
「コイツは驚いた。もう床が抜けてらぁ。コイツはお前さんが?」
「あぁ、ちょちょちょいとな」
「はぁ〜、たいしたもんだ。解体なら俺達より早いな」
ガイウスは感心したように言う。俺はとくにこれ以上何もできることはないので、ヒルデの手伝いに回った。
そして、今日1日中掃除をしてあらかた綺麗になった。風呂の方はコンクリートをしき井戸は復活したと言う。
「浴槽と薪ボイラーに貯水タンク。それと特注のポンプはまだ数日かかる。家具品は明日持ってきてやる」
「早いな」
「家具とかは元からあるやつだからな。貯水タンクなんて俺らの手にかかればちょちょのちょいだ。しかし、あんた良くコレだけの事をする金を持ってるな?本当は貴族かなんかじゃねえのか?」
違います。特典武器を売ったら1000万もらえたんです。いろいろとチート武器だからな。俺は適当に誤魔化してやり過ごした。今回はより良い生活基盤を作るためにいろいろと注文したからな。
特にポンプに関しては、井戸から直接に2階の高さの貯水タンクに水が行くようにしてもらっている。それなりの値段がしたが、それでもまだ数百万以上は残っている。しばらくクチャ寝の生活しても持つくらいには。
翌日には家具が来て俺らも今日からここでの新生活が始まって、その数日後に他の残りの物も来た。早速設置してもらって試運転をした。俺はガイウスと上に登り貯水タンクの中を見てみると、レバーを動かすたびに水がタンクに溜まっていくのを確認した。
「おぉ〜、流石だな」
「おっしゃ!コレで依頼完了だな。久々に大仕事だったからな。この後の酒が美味くなるぜ!」
「ありがとうガイウス。また何かあったら頼らせてもらう」
「おう、どんな物でも作ってやるぜ。また顔出しな」
そして、ガイウス達は帰って行った。俺達は早速ポンプで貯水タンクに水を溜めた。あの量を貯めるには大変だが、俺もヒルデとのラブラズお風呂ライフのためへでもないぜ!俺はワクワクしながら薪を割り続けた。
「我ながら壮観だな」
早速風呂の試運転をした
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