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ダンジョンに異世界人が行くのは間違ってますか?
第三話。異世界人のチート能力。
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値で取引できるようになった。

だが残念なことに俺はオラリアに帰るつもりはないのでこの場で別れることにした。数ヶ月に一度はこちらにこの街に仕事でくるようなので、その時にまとめて割増高めにかいとってくれることになった。

俺も一度行ったことはある所はいつでも行ける。空間魔法で移動できるからな。いざとなれば直接行って売りに行けば良い。そして、俺達も臨時収入を手に入れたわけだし帰るとした。

「今日はいろいろと連れ回してしまったが大丈夫か?」
「はい。何も問題ありません。私は何もしてませんから」

宿屋に帰って食事を終えてベットでやる事をやって団欒としていた。

「いやいや、索敵には助けられたし。弓も上手かった。冒険者みたいだったぞ」
「そんな、私なんてまだまだですよ。私よりもご主人様の方が凄かったです。あんな動き一般人には無理ですよ。ご主人様は本当に冒険者じゃないですか?」
「残念ながらな。でもコレは内緒なんだが、俺は冒険者みたいに魔法とかスキルも使えるぞ」

それを聞いてヒルデは驚きの表情をする。それはそうだ魔法やスキルなんて物は冒険者にしか使えない代物で、眷属でもない者が決して使えることはない。

「まさかご主人様は神様とかですか?」
「違う違う。う〜ん。今から話すのは俺の与太話だと思って聞いてくれ」
「かしこまりました」
「俺はこことは違う世界から来たんだ。もちろんオラクルの神達がいた世界じゃない。こことは本質が少し違った世界の人間で、そこでは神が物語の上に語り継がれるだけのぞざいで、その世界では俺みたいなやつが普通なんだ。どう言うわけか、俺はこの世界に迷い込んだらしい。だから帰り方もわからない」
「…ご主人様は元の世界に帰りたいですか?」
「いや、ヒルデがいるからな。別に帰りたいとも思わないな」
「そうですか、でももし帰るとしたら私も連れて行ってください」
「あぁ、約束するよ」

本心なのか俺の冗談だと思って付き合ってるのかわからないが、なんとも嬉しい約束をしてくれんだ。俺は良い気分になって眠りがついた。

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