第一話。異世界人は異世界に降り立つ。
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りないらしい。
普通は神の眷属である冒険者が奴隷になることがないらしい。しかし奴は犯罪を犯したらしく。ファミリアを追放されたらしい。なのでコイツは激レアらしい。値段も数百万する。
「悪いな。別に戦闘するために奴隷を買いに来たんじゃね。性奴隷を探している」
「おや、そちらの方でしたか、でしたら選りすぐりの美女を取り揃えております。どうぞこちらに」
そして、案内されて見てると、最低限は小綺麗にされていた美女が何人もいた。中には男もいたが、女性向けの愛玩奴隷だろう。
俺が眺めていると1人の女性が目についた。少し癖のついた黒髪で、特徴的な犬耳とふさふさの尻尾。咳き込んでいて少し痩せこけていたが、間違いなくこの中で1番の美女だ。
「名前は?」
「…ヒルデ?ブリュン。ゴッホ、ゴッホ!」
「それはあまりオススメできませんよ。狼種は気が嵐ですし。なにより病を患っておりまして、きっと先もあまり長くありません」
「いや、この子がいい。いくらだ?」
「わかりました。そうですね。奴隷の相場が一人当たり60万ですので、病気とか色々考慮して半額以下の28万ヴァリスでいかがでしょうか?」
「マジ?買った!」
そして、俺は人生初の奴隷を買った。現代日本から来た俺からは考えもしなかったが、豪に入っては郷に従えと言うし。それにこんな美女を自分のものにできるなら悪くない。
それは早速彼女を連れ帰った。街に来てすぐに店に入って何時間もいたため。外は火が落ちていた。俺はすぐに宿屋を探して宿屋で数日分の宿を取って休めた。
「とりあえず荷物はそこら辺に置いてくれ」
「かしこまりました」
いつまでも突っ立てさせるのは申し訳ないし。どう話を切り出して言おものか。
「ねぇ、耳触ってみてもいい?」
「近づいてもよろしいのですか?」
「いいに決まってるじゃない。それともなんかあるの?」
「私は先ほども説明されたと思いますが、私は病を持ってしまいます。特に今まで病がうつることはありませんでしたが、万が一と言うのもあります」
なるほどそれで距離を置いていたのか、てっきり嫌われてるから距離を置かれてるかと思った。いや、もしかしたら嫌われてるかもしれないけどな。奴隷とその主人ってわけだし。
「大丈夫だ。今までうつったことないだろ?それにヒルデみたいな美女にうつされるなら本望だし」
「…そうですか、かしこまりました」
そう言って彼女は俺の前に膝マックが、俺はベットに座り直すように促す。よろしいのですかと聞かれて、いいからと言う。
そして、触ってみた感じそんなに犬と変わりないと思う。そして、面白いことに人間のような耳は生えてなかった。まあ、耳が四つもあったらあったらで変だけど。十分にモフモフを堪能して満足した。
「
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