第八十九話 遊ぶことその四
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「いい位よ」
「そこまで怖いですね」
「コカインとかもね」
「そういったのもですね」
「身体にも心にもね」
その両方にというのだ。
「悪いからよ」
「しないことですよね」
「法律で禁止して正解よね」
「本当にそうですよね」
咲もそれはと答えた。
「日本の政府も考えてますね」
「私もそう思うわ」
先輩の方がというのだ。
「本当にああした麻薬はね」
「禁止しないと駄目ですね」
「若し合法だったら」
それならというのだ。
「やる人が今以上に出てよ」
「大変なことになりますね」
「そうよ、中には合法な国もあるわよね」
先輩はこの話もした。八条学園は東京校でも全世界から生徒が集まるのでこうしたことも聞いて知っているのだ。
「そうした国だとね」
「合法にしたらしたで」
「沢山の人が手を出してね」
「問題になってるみたいですね」
「コカインとかやって」
そうしたものが合法化されてだ。
「身体も心もね」
「ボロボロになる人が出てますね」
「だからね」
そうした事情があってというのだ。
「麻薬はね」
「合法化しても駄目ですね」
「ええ、まあ法律で禁止されてもね」
日本もそうであるし殆どの国や地方政府でもそうである。
「手を出したらね」
「駄目ですね」
「それに限りは」
絶対にという言葉だった。
「手を出した時の怖さを見たら」
「それこそですね」
「まさにね」
「本当にそうですね」
咲もそれはと答えた。
「私もそう思います」
「咲っちその辺り真面目よね」
「真面目っていうか」
先輩からボールを受け取ってから答えた。
「中毒になった時のお話読んで」
「怖いと思ってなのね」
「もう絶対にです」
それこそというのだ。
「手を出したらいけないって」
「咲っちも思ったのね」
「さっきもお話したしたけど」
「それでなのね」
「はい」
まさにという返事だった。
「お酒だけにしておこうって」
「思ってなの」
「それで、です」
まさにというのだ。
「例え合法化されても」
「手を出さないのね」
「そう決めてます」
絶対にという返事だった。
「私も」
「それがいいわね」
「最初からしないことがですね」
「溺れる対象にも種類があってね」
「溺れると酷いことになるものもあって」
「麻薬がそれよ」
溺れると酷いことになるものだというのだ。
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