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第八話 記憶その十四

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「三人そして皆とな」
「僕達とですか」
「笑いたい、天の龍が七人いるなら」
「そうであるならですか」
「七人共だ」
 まさにというのだ。
「生きてな」
「そうしてですか」
「生きよう、笑顔でな」
「そうなる様にしていきますね」
「絶対にな」
「ほなわいも生きる様にせんとな」
 空汰は神威の決意を聞いて微笑んで述べた。
「やっぱりな」
「貴方は死ぬ運命だったわね」
「そうじっちゃんに言われたけどな」
 嵐に応えて話した。
「じっちゃんも実際は絶対やないって言ってたし」
「それでなのね」
「これからもな」
 まさにというのだ。
「最善を尽くしてな」
「そのうえで」
「そや」
 そしてというのだ。
「嬢ちゃんとも他の皆ともな」
「生き残って」
「まだ親睦深めるパーティーしてへんけど」
 それでもと言うのだった。
「戦いが終わったらな」
「もう一度なのね」
「しよな」
 そのパーティーをというのだ。
「是非な」
「では私も」
 嵐も微笑んで述べた。
「生きる様にするわ、そして貴方を死なせることもね」
「せんか」
「何があってもね」
「そう言ってくれたら嬉しいわ、ほなな」
「ええ、桃生きるさんのお家をお借りして」
「一緒にな」
 天の龍の仲間内でというのだ。
「パーティーしよな」
「そうしましょう」
 こうした話もしてだった。
 空汰が中心となってパーティーの準備を進めていった、空汰は封真にも連絡をして許可を申し出たが。
 封真は笑顔でだ、電話の向こうの空汰に答えた。
「何時でもいい」
「そう言ってくれるか」
「うちは時期によってはお祭りの場所も提供するからな」
「それでか」
「お花見の様なものだな」
「大体な」
 空汰はその通りだと答えた。
「そんなところや」
「それなら別に構わない」
「ほなな」
「神社の境内ならな、お勧めは木の傍か」
「木の?」
「神威がよく知っている木だ」
 封真は微笑んで話した。
「その下で楽しめばいい」
「お花見やなくて木見やな」
「ははは、そうなるな」
 封真は空汰の今の話に笑って応えた。
「言われてみれば」
「そやな」
「ならそのだ」
「木見をか」
「楽しんでな」
 そうしてというのだ。
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