第一幕その四
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「ムシノスケ教授にオズマ姫も一緒だよ」
「あっ、オズマ姫ですか」
「今回はあの方が一緒ですか」
「ドロシーさんやベッツイさんトロットさんでなく」
「あの方ですか」
「今回はそうなんですね」
「そうなんだ、今回は暫く振りの遠出になるからね」
それでとです、樵は五人にお話しました。
「オズマも楽しみにしているよ」
「そうなんですね」
「じゃあかかしさんとジャックがここに来たら」
「エメラルドの都に行って」
「そこでオズマ姫とムシノスケ教授と合流して」
「ギリキンに行くんですね」
「そうだよ、ちなみに教授は農業の知識もあるからね」
だからだというのです。
「それで同行するんだ」
「農業の指導ですね」
「それで旅で一緒ですね」
「その顔触れでギリキンまで行って」
「そうしてですね」
「水田と南瓜畑の開拓ですね」
「それを行っていくよ」
こう言ってでした。
樵は皆が食べるのを見て楽しんで、でした。皆にお風呂とベッドも用意しました、そうしてそのうえでなのでした。
朝を迎えるとでした。
朝食の後でかかしとジャックが来ました、二人は早速恵梨香達に挨拶をしました。
「おはよう」
「元気そうだね」
「それじゃあね」
「また一緒に旅をしようね」
「では今から都に向かおうか」
樵も言ってでした。
旅に出ようとしましたがここで、でした。
ジャックがふと気付いて樵に言いました。
「僕達三人は飲む必要も食べる必要もないけれど」
「ああ、恵梨香達はね」
「飲んだり食べたりしないとね」
さもないと、というのです。
「駄目だよ」
「そうよね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「そのことはどうするのかな」
「その心配はいらないよ」
かかしが言ってきました。
「ここはオズの国だからね」
「それでなんだ」
「だってあちこちにお弁当の木があってね」
そうしてというのです。
「草物の木があるからね」
「だからなんだ」
「旅の間食べものには一切困らないよ」
「そうなんだね」
「飲みものもあるしね」
そちらも大丈夫だというのです。
「あちこちにお茶やミルクが出る泉やそれでできた川もあるし」
「そういえば結構あるね」
「だからね」
「飲みものや食べものには困らないんだ」
「それにね」
かかしはジャックにさらにお話しました。
「オズマと合流したら」
「そうしたらなんだ」
「オズマはどんな飲みものも食べものも出せるテーブル掛けを持っているから」
それでというのです。
「それを使ってね」
「飲みものも食べものも出せるから」
「問題ないよ」
「そうなんだね」
「何も心配はいらないよ」
恵梨香達のお食事のことはというのです。
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