第一幕その二
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樵にバスケの色々なテクニックを教えてもらって五人は言いました。
「バスケも色々なやり方があるんですね」
「色々なテクニックがあるんですね」
「走ったりドリブルするだけじゃないですね」
「ジャンプも大事ですが」
「色々あるんですね」
「そうだよ、バスケは魔法の様なテクニックもあるよ」
樵はボールを自由自在に動かしつつ答えます。
「この通りね」
「そうなんですね」
「それでそのテクニックを使うとですね」
「今より上手になれますね」
「僕達もそうなれますね」
「そうなんですね」
「そうだよ、テクニックを知って練習していけば」
そうすればというのです。
「君達も出来る様になるよ」
「わかりました」
「練習していきます」
「それで出来る様になります」
「そうなります」
「これからも」
「頑張ってね、あと僕は何も食べないけれどね」
今度はこうお話する樵でした。
「お客さん用の食堂もあってシェフの人もいるから」
「そちらで、ですね」
「ご馳走してくれるんですね」
「樵さんは確かに何も食べなくても大丈夫ですが」
「それでもですね」
「僕達に食べさせてくれるんですね」
「そうさせてもらうよ」
ここでも笑顔で言ってでした。
樵はバスケの後は五人をお城の食堂に案内しました、そうして出て来たメニューは何かといいますと。
「シェフの皆が頑張ってくれたよ」
「うわ、凄いですね」
恵梨香は自分の前に置かれたご馳走に目を丸くさせました。
「鯛のお刺身に烏賊や海老や山菜の天麩羅に」
「このわたに茶碗蒸しもありますね」
ナターシャはそちらを見て言いました。
「松茸のお吸い物もあって」
「猪の小鍋や山芋のおひたしもありますね」
ジョージは山の幸に注目しています。
「茸の姿焼きもあって」
「湯葉あるんですね」
神宝は大豆から作ったそれを見ています。
「お豆腐もあって」
「ご飯は栗ご飯ですね」
カルロスはご飯の中の金色のそれに目を笑わせています。
「デザートは和菓子で」
「和食にしてくれたね」
樵は五人に笑顔で応えました。
「今回は」
「凄いですね」
「山海の珍味が揃ってますねね」
「しかも色々なお料理があって」
「素晴らしいです」
「これだけあるなんて」
「うん、では皆で楽しんで食べてね」
樵も席に着いています、そうしてです。
皆に食べる様に言ってでした、皆が食べて笑顔になるのを見て喜ぶことにしました。そうしてでした。
皆食べます、すると。
「美味しいわね」
「ええ、お刺身にお鍋もね」
「松茸美味しいよ」
「猪肉だってそうだよ」
「お豆腐もいいよ」
「それは何よりだよ、お豆腐もね」
こちらもというのです。
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