11話 Fateful encounter【運命の出会い】
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スクールアイドル部ですか!?やっぱりこの辺だと……!!」
「ちょ、近い近い!!」
「」ゾクッ
速人の左目が危険信号を発する???というのも、侑の後ろ……歩夢の目が死んでいる。あからさまに不機嫌なのは見て取れるが、速人には得体の知れない恐怖が込み上げてきた。
流石に危険回避のため、侑とかのんに割って入る。
「まぁまぁ落ち着いて……コイツら結ヶ丘高校のスクールアイドル部???そして俺はコイツらを護る者 天羽速人だ。アンタらは?」
「え?」
予想外にも質問されたことに拍子抜ける侑。速人はそのまま彼女に追い打ちをかけるように言う。
「お前……【仮面ライダー】だろ?」
「えっ、どうして…?」
「俺にはそう【視】えたんだが?」
「……!」
彼の目……青い右目と黄金の左目がその事実を示した。そのデタラメじみた先見性は侑に、目の前の人物が同類であると理解させるには十分すぎる要素だった。
「君も…仮面ライダー?」
「あぁ。天羽速人……またの名を仮面ライダーセイバー。」
「私は虹ヶ咲学園普通科2年 高咲侑。仮面ライダーゼロワンやってます……?」
「へぇ…俺より一個年上か。」
「でも速人くん、後輩って感じしないけどね〜あははは……」
〜〜〜〜
かのんと歩夢たちは互いに自己紹介し、事情を話し合った。
「えぇ〜!歩夢さんもスクールアイドルなのデスか!?」
「うん…と言っても、まだ始めたばっかりなんだけどね。今回はこのイベントにエントリーしてる1人のライブを見にきたんだ。」
「ナルホド、そうでしタカ….」
「でも私たちも始めたばっかり????というかまだ始まってすらないというか……ねぇ?」
「こっち見んな。」
気まずそうに速人に視線を向けるかのんだが、その視線は逸らされる。
苦笑いでお茶を濁す一同。
さて、そんな速人がそらした視線の先に……男が迫っていた。
「よう速人。ライブ会場の下見か?」
「あ、師匠。」
「「「才(マサ)さん!!」」」
俺 伊口才の登場は、この場にあったすべての話題を強奪し、我が手中へと収めた。
そして俺は……侑の方へと視線を向ける。案の定、侑の顔からは血の気が引いていた。
「どうして……それに師匠って!?」
「え?????あぁ、この人俺の武術の師匠の伊口才。実質俺の親代わり……みたいな人だ。」
「親代わり……?」
速人が見せた俺への慕情は、侑にとっては異質でしかなかった。
彼女にとって俺は冷酷で無慈悲な存在。現に、彼女の胸に強烈な拳をお見舞いしたのだからな。
だからこそ困惑した……何故にこの無情な男が親代わりなどやれているのか。誰彼構わず破壊してしま
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