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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百四十九話 戦慄!断罪者(社会不適合者)だらけの宗教団体?その3
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ろう おまえのあたま いかれてる』
いくら、俳句の文章とはいえ、俺はちょっとキレそうになる。
「君のお母さんの林マスニさんが、君のことを心配しているよ」
またも、林カレイは逆立ちしたまま、五七五の俳句を叫び続けるのをやめない。
『ばかやろう おまえのあたま いかれてる』
俺は美少女信者に問う。
「なぁ...コイツ今すぐぶっとばしてもいいか?」
「ダメでーす、すぐに暴力を振るう人は心の弱い人でーす。あ!そうだ?もしよろしければ、コウイチさんもカレイ君と一緒に修行してみませんか?」
「嫌です」
『ばかやろう おまえのあたま いかれてる』
とりあえず、俺は一度冷静になるために、美少女信者に林カレイ君について、いろいろ聞いてみる。
「確か、カレイ君と付き合ってるんですよね?」
「はい、見れば、わかるとおり、彼はとても素敵な人です」
どの辺が?
「彼は真面目過ぎるんです、だから、どんな善意もなにか裏があるように思えてしまうんです、だから他人を信じることができず、職場でも孤立して、いじめられてしまったんです...」
なるほどな、頭のいい奴ほど、宗教にハマりやすいって言うもんな...。
だから、カレイ君は、この宗教団体アイビリーブマイセルフで心を鍛えて、いじめに負けない社会人になりたいそうです。
美少女信者の発言に、先程、心の中で林カレイに同情した自分を恥じた。
俺は美少女信者に問う。
「この世界に、強い人なんているんでしょうか?」
「いるわけありません、でも、人間は皆、弱いからこそ『強く生きる』必要があるんです。この宗教団体の目的は、この混沌に満ちた社会で『強く生きる』心を鍛えることなんです...」
「なるほど、それで、信者から、金、とるんですか...?」
「はい、修行に必要な道具は、信者が増える度に、必要になりますからね」
「林カレイ君の母親は、彼に家に帰ってきてほしいと言っています」
「なるほど...コウイチさん、あなた、もしかして、リンクマスターですか?」
「ええ、こんな格好なのに、よくわかりましたね。おそらく彼が周りとなじめないのは、彼が断罪者(社会不適合者)だからです、彼にはいますぐケアが必要です」
「そうですか...あなたが石間コウイチさんですか...聞いた通りの人ね...」
「お知り合いに、僕のことを知っている人がいるんですか?」
「はい。私の名は、明日原ジョーコー、この宗教団体アイビリーブマイセルフの教祖で、『先生』の生徒です...」
「『先生』って、もしかして...」
「はい、桜原カエデです...」
次回予告 戦慄!断罪者(社会不適合者)だらけの宗教団体?その3
この物語はフィクションです、実在する人物及び団体とは一切関係ありません。
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