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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百四十四話 山下テツヤ その8
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り...でも、無理強いはしないわよ...お隣のお友達と相談してよく考えなさい...」
「一つだけ、提案があります...」
「なにかしら?」
「僕が仲間になるかわりに、先輩から狂撃波動の力を抜いてくれませんか?」
「それは、つまり、あなたの先輩、西村アサリを普通の人間に戻せと?」
「はい...」
「無理ね...能力をアサリちゃんから抜き取るのは可能よ...でも、私に力を抜かれた人間は皆、死んでしまう...それはアサリちゃんにも説明したはずよ...まぁ、最初に会った時点じゃ、多分私の言ってることなんて現実離れしすぎて、1ミリも信じていなかったんでしょうけど...」
「なら、交渉決裂ですね...」
俺は全身に巻きつけられた小型爆弾を爆発させるスイッチを押す。
しかし、爆弾は発動しない。
そして、つぎの瞬間、野村がカエデに向かって放った閃光手榴弾が室内を光に包む。
そう、カエデが影を使って相手の動きを止めることを事前に山下テツヤから聞いていた野村は閃光手榴弾で室内を光で包み、カエデの戦闘スタイルに必要な影を一時的に使い物にならない状態にしたのだ。
そして、野村はその隙に、『本物』の小型爆弾をカエデに向かって、何度も投げる。
カエデに向かって小型爆弾を投げまくった野村はそのまま、山下テツヤの手を引いて、カエデの自宅から外に出る。
カエデの自宅が爆発する。
俺と野村は、その爆音を聞きながら、爆発に巻き込まれないように、とにかく走る。
「はぁ...はぁ...野村ァ...俺にくれた、あの小型爆弾...偽物だったのか...」
「当たり前だ、化学は人を幸せにするためにあるんだ、友を人間爆弾にするためにあるんじゃない...」
「ケッ...まったく、大した奴だ...」
「まだ気を抜くのは早いぞ、山下...とりあえず、カエデがあの爆発から生き延びたことを想定して、明るい場所に避難しよう、光の多いところなら、ヤツの武器である影も、できにくいはずだ...」
「了解...」
コンビニに入った俺達はとりあえず、飲料水を買って、店内で飲む。
商品を買ったのに外に出ない俺達にコンビニの店員が怪しげな視線を送る。
コンビニの自動ドアが開く。
コンビニに侵入してきた、まるで蛇のような黒いなにかが、俺と野村に向かって襲い掛かってくる。
「ウソ...だろ...あれは、まさか...!」
「間違いない...あれは爆弾でダメージを折った状態の桜原カエデだァ!山下ァ!すごいぞォ!僕たちは今ァ!いまだかつて誰も見たことがない未知の現象を目の当たりにしているんだァ!ヤツを生きたまま捕獲できれば、僕の名前はこの世界の科学の歴史に一生語り継がれることになるだろう!キィエアアアアアアアアアアアアアアッ?」
「喜んでいる場合か!」
俺と野村は店内を回り道しながら出口に
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