第2部
第2部 閑話
テドンでの一夜(ユウリ視点)
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レベルの低い足手まといの奴に、勇者の俺が振り回されているなんてありえない。きっとこいつがあまりにも頼りないから、情けをかけているだけだ。
―よかった、元気になったみたいだね。
―そっか、安心したよ。
ふとさっきの間抜け女の言葉が、頭をよぎる。勇者としての俺にそんな言葉をかけるのは、身内以外でこいつが初めてだ。
「……」
いや、これ以上考えるのはやめよう。どうやらまだ本調子ではないようだ。
「そんなことよりこれを見ろ。どう思う? 」
俺は間違った考えを正すように、強引に話を切り替えたのだった。
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