第八話 記憶その六
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「今日は中華や」
「何を作るのかしら」
「麻婆豆腐や」
「そちらを作ってくれるの」
「ああ、それ皆で食べてな」
「護刃さんと一緒に」
「楽しもうな」
こう嵐に言った、嵐はわかったわと答えて夕食の時まで勉学に励んだ。そして譲刃と三人で夕食を食べてだ。
封真の家である神社に神威と共に行く話もしたが空汰はこうも話した。
「それで蒼軌さんもな」
「あの人もですか」
「その日は絶対に空けてな」
スケジュールをとだ、空汰は譲刃に麻婆豆腐を食べつつ話した。
「来てくれるそうや」
「それは何よりですね」
「あの人奥さんと娘さんがおって」
空汰は征一狼のこのことも話した。
「お仕事もあるけどな」
「確か漫画雑誌の編集さんですね」
「その仕事めっちゃ忙しいやろ」
「だからですか」
「休日も忙しい時があるけど」
それでもというのだ。
「しっかりとな」
「その日はですか」
「封真さんのお家で、ですか」
「わい等と一緒に楽しんでくれるそうや」
「それは何よりですね」
「そやからな」
空汰はさらに話した。
「封真の家ではな」
「皆で、ですね」
「楽しくな」
そのうえでというのだ。
「神威とも話をしよな」
「わかりました」
「あいつは絶対に天の龍になる」
空汰は確信を以て述べた。
「そやから今はな」
「今以上になのね」
「ああ、親睦を深めてや」
嵐にも答えた。
「絆もや」
「作っていくのね」
「そうするんや」
是非にというのだ。
「ここはな」
「そうしていくのね」
「それで封真と妹さんともな」
この二人ともというのだ。
「知り合ったのも縁やし」
「仲良くしていくのね」
「そうする為にな」
是非にというのだ。
「一緒にな」
「私達全員で行って」
「お菓子やらジュースも持って行って」
そしてと言うのだった。
「お酒もな」
「持って行くの」
「こっちもないとな」
酒もというのだ。
「あかんさかいな」
「それでなのね」
「そっちも持って行こうな」
そうしようというのだ。
「そや、色々持って行こうな」
「わかったわ」
嵐は無表情で答えた。
「そうしましょう」
「ほなそういうことで」
「蒼軌さんにもなのね」
「連絡しよな」
「そのうえで」
「今の天の龍のメンバー全員が集まってな」
そうしてというのだ。
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