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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百四十三話 山下テツヤ その7
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、先輩は生きていくためにずっとカエデの言いなりです、だからカエデだけは殺さなくてはならないんです」
「ふむ...なるほど、まったくミセーネンとはいいご身分だな。それより爆弾できたぞ山下。すごいぞこの小型爆弾は、あの以前話した不埒な暴走族共を全員あの世送りにしてやった発展途上国のテロリスト共も真っ青な超高性能小型爆弾だ!」
野村から小型爆弾の使い方を教えてもらった俺は、小型爆弾を通学カバンの中に入れる。
「バカ者、所持品検査でセンコーにバレたらどうするつもりだ、山下研究員」
「じゃあ、どうやって、家まで持って帰れば...」
「パンツに入れろ」
「パンツ?」
「ああ、パンツだ。パンツならいくら教員でもチェックできまい、仮にチェックされても小型爆弾の発見と同時に山下の在学権利もセンコーどもの教員免許も剥奪されること間違いなしだ」
「間違ってパンツの中で爆発したらどうするんですか!」
「誰が作ったと思ってる!そんな怪奇現象は絶対に起こらん!多分!絶対に!」
「今、多分って言いましたよね?」
「山下、人生は何が起こるかわからんから面白いのだ、わかったか、つーかわかれ!」
「作戦決行日、野村...さんも同行するんだよな?」
「無論だ」
「連絡先交換しますか?」
「男の連絡先などいらぬ、安心せい、小型爆弾にはGPSが搭載されている、小型爆弾の位置がすなわち山下の現在位置を特定してくれる」
「なるほど、じゃあこっちから連絡する必要はありませんね」
「うむ、作戦決行日が楽しみで、楽しみで作戦決行日まで夜も眠れん...ああ!未知との出会いが僕を待っている!」
俺はパンツの中に小型爆弾を入れた状態のまま、科学部を出た。
超能力研究部の部室に戻った俺を待っていたのは、部室のクッションの上で、まるでダンゴムシのように丸まっている先輩の姿だった。
「後輩!アレが食べたい!」
「なんでしょ?」
「おでん」
俺はパンツに、野村が制作した発展途上国のテロリスト共も真っ青な小型爆弾を入れたまま、近所のコンビニでおでんを買ってくる。
「どうぞ」
「うむ!」
先輩はアツアツのおでんを食べながら、嬉しそうに『あっちぃなァッ!』と言っている。
「後輩は食べないのか?」
「ええ、僕はこのあと塾があるんで」
もちろんウソだ。
自宅に帰った俺はパンツから取り出した小型爆弾を黒いガムテープで巻きつける。
鏡で自分の姿を見る。
全裸の状態で、小型爆弾を全身に黒いガムテープで固定したその姿はまさに狂人だった。
自分の姿を鏡で見た俺はふいに、真夏の空の下、海に設置したセットの上で全身を黒いガムテープのようなにかを身にまとった状態で踊るアーティストのPVを思い出した。
俺はその上から衣服を身に着け、押入れからアルバムを取り出して、読む。
読みながら
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