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星河の覇皇
第八十三部第三章 今だ目覚めずその二十四

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「そんな奴も出てな」
「それで、ですか」
「そんな人殺して食ってな」
「肉を売るみたいな」
「そんな奴も出て来たさ、けれどな」
 それでもとだ、先輩は新入りに話した。
「ラーメンのスープでな」
「人肉使うことはですか」
「あと肉もな」
 チャーシューのことだがサハラの者である先輩はこの名前を知らないのでこう呼んだ。普通の肉とだ。
「そっちにもな」
「使うとかはですか」
「幾ら連合でもな」
 どうしてもというのだ。
「ないからな」
「そうですよね、やっぱり」
「本当に人間は連合でもな」
「食わないですね」
「二本足のものは人間以外はだよ」
「それが連合ですね」
「六本足のものは食うけれどな」
 つまり虫はというのだ。
「それでもな」
「人間は食わないですね」
「何でも食ってもな」
 例えそうでもというのだ。
「本当に」
「まあそうですよね」
「ああ、ただな」
「ただ?」
「連合は本当に色々なものを食うからな」
「それで、ですね」
「食いたいな」
 是非にというのだ。
「やっぱり」
「そうですか」
「ああ、豚肉でもな」
「連合ではですね」
「酒だってサハラにいる時より飲みたいしな」
 このこともあってというのだ。
「飲みたいな」
「そうですか」
「色々なところを巡ってな」 
 連合のそうした場所もというのだ。
「そしてな」
「そのうえで、ですね」
「心ゆくまで楽しみたいな」
「連合中を」
「大統領も連合巡っただろ」
「かなり長い時間かけて」
 このことはシャイターンも同じだった。
「そうでしたね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「色々学ばれたっていうな」
「相当な期間連合にいただけあって」
「殆ど留学だったな」
「そうでしたね」
「その間国は空みたいだったけれどな」
「ティムールもそうでしたね」
「ああ、あそこもな」
 今オムダーマンと戦闘中であるこの国もというのだ。
「シャイターン主席連合に行ってそうしてな」
「かなり学んだんですよね」
「大統領と同じ位連合にいてな」
 そのうえでというのだ。
「色々学んでたな」
「連合の最新の技術や文化を」
「俺も同じだよ、観光だけれどな」
「連合を見たいんですね」
「どれだけ凄いか、そしてその見たものをな」
 まさにというのだ。
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