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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百四十話 山下テツヤ その4
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もらった?」
「言っている意味がわからないわ...」
「実は最近、とある田舎の住人が一夜で全滅した事件が起きた、被疑者の名前は竹田マサタカ」
「誰よ、そいつ!」
「そして、その田舎で起きた大量殺人事件の事件現場にも、昨日の火災現場で検出された狂撃波動と同じものが検出された、つまり、あんたは今、竹田マサタカと同じ力を持っているってことだ、そして、俺の友人が言うに、狂撃波動の力の受け渡しが可能なのはこの世界でただ二人だけ...そう、桜原カエデだ...」
キョウジの話を聞いた先輩の顔に明らかに動揺が見える。
「そして、その桜原カエデについて、調べていた同業者達が次々と行方不明になっている...カエデの情報を提供してくれれば、今回の放火事件の犯人があんただってことは警察には黙っててやるよ...」
「悪いわね...『先生』を裏切ったら、私、先生に殺されちゃうのよね...」
先輩がキョウジに向かって右手をかざす。
先輩の右手から放たれた狂撃波動をキョウジは、鞘から抜き取った『狂撃刀』で真っ二つにする。
「さっきの一撃で俺を殺せると確信して、ボロを出したな...ただの断罪者でないとわかった以上、もう容赦はしない...」
そう、キョウジは相手がただの断罪者ではないとわかった時点で、アサリに対して狂撃刀から放たれる狂撃波動によるケアから、物理的なダメージを与えて、捕獲することに決めた。
キョウジが一瞬で先輩の目の前に移動する。
まさに達人業である。
キョウジの狂撃刀が先輩に向かって振り下ろされる。
「先輩?」
つぎの瞬間、キョウジの動きが止まる。
部室の床にできたキョウジの影から、美しい女性がゆっくりと飛び出してくる。
その女性がアサリに向かって満面の笑みを浮かべながら、口を開く。
「あらあら、ダメじゃないアサリちゃん...自分から私のことをしゃべっちゃうなんて...」
「後輩!逃げて!」
先輩の警告を聞いてもなお、俺は突然の出来事に体を動かすことができない。
「あら、後輩思いのいい先輩なのね...でも、私のことを見てしまった以上、ただで返すわけにはいかないわねぇ...」
「なるほどな...石間からもらった写真とそっくりだ...あんたが桜原カエデだな...」
「あなたたちリンクマスターも懲りないわね...あと何人、私に殺されれば満足するのかしら?」
「ケッ...あんたの生徒はさっき、俺に狂撃波動を撃っちまった...これで、いずれ、ここに狂撃波動の粒子が間違いなく検出される、そうすることで、俺は次の担当者に情報を託すことができる...もう悔いはねぇよ...」
「アサリちゃん、あなたがこのリンクマスターにとどめをさしなさい」
「私...ですか?」
「そんなに驚かなくてもいいじゃない、もうすでに一人殺してるんだから...それと
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