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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百三十九話 山下テツヤ その3
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それそれ、そこの部長と付き合ってたんだけどさ、ちょっと前に破局しちゃったんだって!』
『じゃあ、もしかしたら、そのフラれた彼女が腹いせに、放火したってこと?』
『まだ、そうと決まったわけじゃないけどさぁ...でも、そのフラれた彼女、なんか、左足に包帯巻いてたみたいよ、やけどだって!』
『うそー!それってもしかして、放火したときにやけどしたってこと?』
クラスメイト達の会話を聞いていた俺はすぐに教室から廊下に飛び出して、超能力研究部の部室に向かって走った。
一時間目の授業の開始を知らせるチャイム音が校舎内に鳴り響く。
廊下を走るな!教室に戻れ!と言う教師の叱責の言葉が耳に鳴り響く。
部室のドアを開けると。
左足に包帯を巻いた先輩がパイプ椅子に座って宅配ピザを食べていた。
「なんだ、後輩もサボり?一緒に食べる?」
先輩はなんか妙に機嫌がよさそうだった。
「先輩、足にやけどって本当ですか?」
「うん、昨日、前に話した彼氏の家に言った時にね、したの、やけど」
「じゃあ、例の放火の犯人って...」
「私のせいだけど、私のせいじゃない」
「どういうことですか?」
「先生からもらった魔法をね、試しに別れた彼氏に使ってみたの。最初は先生の言ってること全部嘘だと思ったからね、だから、まさか、ほんとうにあんなたことになるとはおもわなかったのよね」
「先生...って誰ですか?」
「ないしょ」
次回予告 山下テツヤ その4
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