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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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ら」と、扇風機の風をななのちゃんに向けながら、母は苺の洗ったのを勧めてきていた。

「えー そんなのー」と、ななのちゃんは僕のほうを向いて「いいの?」と、問いかけているようで、僕は、うなずいて見せていた。

 それからは、ななのちゃんは庭に向かって、絵を描いていたのだ。

「想い出だからネ 残しておきたいの」
 
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